今や日本の国民食といっても過言ではないラーメン。全国各地にいろいろな人気店があるなかで、中にはグルメ情報サイト「食べログ」のランキングを参考に、訪れるお店を決めているという方も多いのではないでしょうか。
全国のラーメン店舗数は24,257軒あり、人口10万人あたり19.22軒程度だといわれています。
(出典元:タウンページ2021)
お店によって味や食感が異なるため、おすすめする店舗は人それぞれ違うはずです。
醤油ラーメンの人気があるといわれている中で、味噌・塩ラーメンの人気も計り知れません。
味噌・塩ラーメンを比較してみると、どちらのラーメンが人気を集めているのでしょうか。
今回は、味噌ラーメンと塩ラーメンはどちらが人気?代表的な味噌・塩ラーメン各3選について紹介していきます。
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目次
味噌・塩ラーメンの始まり
味噌ラーメンと塩ラーメンは、日本のラーメン文化を象徴する2つの味で、それぞれ異なる起源と特徴を持っています。
ここでは、それぞれの歴史について紹介していきます。
味噌ラーメンの始まり
味噌ラーメンは、札幌を中心とする北海道で誕生しました。起源は、1955年(昭和30年)、札幌の「味の三平」というラーメン店にあります。
創業者の大宮守人(おおみやもりと)氏が「ラーメンに味噌を使えないか?」と考案したのが始まりです。
当初は、味噌汁に麺を入れるような試作が行われていましたが、徐々に現在のような濃厚な味噌スープが完成しました。
寒冷地である北海道では、味噌のコクと熱々のスープが身体を温めるため、地元での支持を得て広まっていったのです。
北海道の特産品であるバターや、コーンがトッピングされることも多く、これらは後に全国的に広まっていったのです。
塩ラーメンの始まり
塩ラーメンは、函館が発祥の地だといわれています。歴史は、味噌ラーメンよりも古く、1900年代初頭にさかのぼります。
当時、中国からの移民が函館に「支那そば」として伝えたものが原型とされています。
その後、日本人向けにアレンジされ、シンプルながらもうまみのある塩味のスープが確立されていきました。
函館は港町であり、豊富な海産物の出汁を活かした塩ラーメンが人気を集めます。透明であっさりとしたスープが特徴的で、醤油ラーメンや味噌ラーメンと比較してへルシーなイメージがあります。
味噌ラーメンは、北海道の寒さを背景に、塩ラーメンは、函館の港町文化を背景に、それぞれ独自の進化を遂げてきました。
今では、全国で愛されているラーメンですが、地域の風土と歴史がその発展に大きく貢献したといえます。
味噌ラーメンと塩ラーメンはどちらが人気なのか?
味噌ラーメンと塩ラーメンのどちらが人気かは、地域や人々の好みによって異なります。
しかし、全体的な傾向を見てみると、味噌ラーメンのほうが国内外で広く認知され、人気が高いといわれています。
ここでは、味噌ラーメンの人気が高い理由について紹介していきます。
味噌ラーメンが人気の理由
味噌ラーメンは、濃厚な味わいと豊富なトッピングが特徴的です。特に、北海道発祥というブランド力が強く、全国展開するラーメンチェーンや、観光地の影響で広く親しまれています。
味噌スープはコクと深みがあり、寒い季節には体を温める「ごちそう」としての魅力があります。
また、バターやコーン、チャーシューなど多彩な具材がスープと絶妙に絡み、満足感を与えています。
ボリューム感と濃厚さは、特に男性や若者から高い支持を受けているのです。
さらに、味噌ラーメンは地方ごとのアレンジが可能で、九州や東北など他地域の味噌を活用した地域限定メニューも人気を呼んでいます。
こうした多様性こそが、味噌ラーメンのファン層を広げています。
塩ラーメンが人気の理由
一方で、塩ラーメンは、あっさりとした味わいが魅力的です。透明で軽いスープは、健康志向の人々や、年配層から支持されています。
また、塩ラーメンはトッピングやスープのアレンジで素材の味を引き立てるため、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめます。
特に、函館の塩ラーメンは「本場」として観光客から高い評価を受けているのです。
人気の比較
味噌ラーメンは、濃厚でボリューム感があり万人受けしやすいため、塩ラーメンよりも店舗数や、提供地域が多い傾向にあります。
しかし、塩ラーメンは「あっさり派」の支持を集めており、食の好みが多様化する中で根強い人気を維持しています。
特に、夏場や食欲が落ちる時期には、塩ラーメンの需要が高まることもあります。
(これらの比較は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
総合的には、味噌ラーメンのほうが人気だといわれていますが、塩ラーメンもシンプルさゆえに、独自の支持を得ています。
それぞれの魅力を理解し、場面や気分に応じて選ぶことでラーメンの楽しみがさらに広がるでしょう。
代表的な味噌・塩ラーメン3選!
味噌ラーメンと塩ラーメンは、日本のラーメン文化を代表する味わいであり、地域ごとに特徴的な一杯が存在しています。
ここでは、味噌ラーメンと塩ラーメンそれぞれの代表的なラーメンについて紹介していきます。
主に以下のラーメンがあげられます。
味噌ラーメンの代表的な3選
まず、味噌ラーメンの代表的な3選です。以下のラーメンがあげられます。
札幌ラーメン(味噌)
札幌ラーメンは、味噌ラーメンの代名詞といえる存在です。北海道札幌市が発祥で、濃厚な味噌スープが特徴的です。
野菜(もやしや玉ねぎ)がたっぷり使われ、バターやコーンなど北海道らしいトッピングが加わっています。
特に、寒冷地に適した熱々のスープとコク深い味が魅力です。「味の三平」や「すみれ」が代表的な店舗で、全国にその名を広めています。
旭川ラーメン(味噌)
北海道旭川市発祥の旭川ラーメンは、濃厚な味噌味が主流です。札幌ラーメンよりも、ややしっかりとしたコクがあり、動物系と魚介系のダブルスープが特徴的です。
寒冷地の厳しい気候に合わせた脂分多めのスープが、麺を包み込むような味わいを生み出しています。人気店「梅光軒」や「山頭火」が知られています。
信州味噌ラーメン
長野県発祥の信州味噌ラーメンは、信州味噌をベースにしたスープが特徴的です。
味噌自体がやや甘めで、ほのかな酸味と豊かな香りが楽しめます。
長野の寒冷な気候に合った具沢山のスタイルが特徴で、野菜や山菜、時には地元産の豚肉を使用したバリエーションも見られます。
特に、「麺屋蔵人(くろうど)」などが有名です。
塩ラーメンの代表的な3選
次に、塩ラーメンの代表的な3選です。以下のラーメンがあげられます。
函館ラーメン
塩ラーメンの代表格といえば、函館ラーメンです。透き通ったスープは鶏ガラや豚骨をベースに、海産物のうまみが加えられています。
あっさりしていながらも深いコクがあり、トッピングにはチャーシュー・メンマ・ネギが定番です。
港町函館の文化を反映した一杯で、「函館麺厨房 あじさい」が有名です。
喜多方ラーメン(塩)
福島県喜多方市発祥の喜多方ラーメンは、醤油が主流であるものの、塩味も人気です。
「もちもち」とした平打ち麺と、鶏ガラベースのあっさりしたスープが絶妙にマッチしているのです。
シンプルな塩味が地元の素材を引き立てるため、地元の名産品や季節の具材と合わせたアレンジが楽しまれています。名店「坂内食堂」がその一例です。
沖縄そば(塩風)
ラーメンではないものの、沖縄そばは塩ラーメンに近い存在として知られています。
豚骨やカツオ節でとったスープに、太めのストレート麺が特徴的です。トッピングには、三枚肉やかまぼこが定番で、素朴ながらも奥深い味わいがあります。
地元の食堂や「我那覇(がなは)そば」などで楽しめます。
味噌ラーメンは、濃厚で寒冷地に根付いた一杯が多く、塩ラーメンはあっさりしながらも地域の素材を活かした味わいが特徴的です。
札幌や函館のような有名地を訪れると、それぞれのラーメン文化をより深く感じられます。どちらも、その土地ならではの魅力が詰まった一杯です。
(これらの代表的なラーメンは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
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まとめ
今回は、味噌ラーメンと塩ラーメンはどちらが人気?代表的な味噌・塩ラーメン各3選について紹介してきました。
テンポスフードメディア独自の視点で分析したところ、塩ラーメンよりも味噌ラーメンの人気が高い傾向にあることがわかりました。
味噌・塩ラーメンともに、代表するラーメンが存在しているので、ぜひ一度ごちそうしてみてください。
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