今や、日本の国民食とも言えるラーメン。毎日おいしいラーメンを求めて食べにいくお客様が大勢います。
ラーメンは、安価でいろいろな麺や味を楽しめるため、ラーメン巡りが趣味という方も多く存在しているのです。
実際に、全国には約32000軒ものラーメン店が存在しています。それゆえ、ラーメンは全国各地で展開されている人気の業態です。
(出典元:日本全国のラーメン屋の店舗数|日本と世界の統計データ)
そんな、おいしいラーメンですが、食後眠気が襲ってくることがあるのではないでしょうか。
実は、血糖値の急上昇・急下降する「血糖値スパイク」によって、体が疲れやすい状態になっているのかもしれません。
今回は、ラーメンを食べると眠くなるのは糖質が原因!?ラーメンと眠気の関係について紹介していきます。
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目次
糖質を食べすぎると眠くなる?
糖質(炭水化物)を多く摂取すると眠くなる現象は、多くの方に経験があるのではないでしょうか。
主に、食後に血糖値が急上昇することが関係しています。
糖質を摂取すると、消化されてブドウ糖として血液に吸収され、血糖値が上昇してしまいます。
すると、体はインスリンというホルモンを分泌して血糖値を下げようとします。このインスリンは、血糖値を調整する役割を持っていますが、同時に脳内に「トリプトファン」というアミノ酸を取り込みやすくしてしまうのです。
トリプトファンは脳内で「セロトニン」に変わり、さらに「メラトニン」という睡眠ホルモンの生成に関与しています。
メラトニンは、体内時計や睡眠サイクルに関わるホルモンであり、この影響により眠気が生じると考えられています。
また、インスリンによる血糖値の変動が大きいと、一時的に低血糖になることもあり、この状態も眠気や疲労感を引き起こす原因になります。
特に、糖質の中でも精製された白米やパン、砂糖を多く含むスイーツなどは血糖値を急激に上げやすく、結果的に眠気も起こりやすくしているのです。
ラーメンに「血糖値スパイク」が含まれている?
ラーメンは、血糖値スパイク(血糖値の急激な上昇)を引き起こしやすい食べ物のひとつだといわれています。
血糖値スパイクは、食後に血糖値が急激に上がり、その後急激に下がる現象で、体に負担をかける可能性があります。
ラーメンの主成分である麺は、精製された小麦粉から作られているため、消化吸収が早く、血糖値が急激に上昇しやすい特徴があります。
さらに、ラーメンのスープには多くの脂質や塩分が含まれており、これも血糖値スパイクに関与しています。
脂質は、消化に時間がかかり、糖質の吸収をやや遅らせる効果があるものの、ラーメンのように糖質が多く、スープも脂質が豊富な料理はカロリーが高くなりがちです。
こうした高カロリーな食事は、インスリンの分泌を促し、血糖値を下げるために大量のインスリンが必要になります。
その結果、食後に血糖値が急降下する「リバウンド低血糖」が発生し、眠気や疲労感を引き起こすことがあります。
また、ラーメンには具材としてチャーシューや、煮卵が含まれており、タンパク質や脂肪も一緒に摂取することになります。
これらもエネルギーとして消費されるまでに時間がかかり、胃腸に負担をかけることで消化活動が活発になります。
そのため、食後に体がリラックスし、眠気が強くなる傾向があると考えられます。
血糖値スパイクを防ぐためには、ラーメンを食べる際に糖質の吸収を穏やかにする工夫が有効です。
たとえば、食事前にサラダや野菜を摂取することで、食物繊維が糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑えられます。
また、スープを全部飲まずに控えることで、塩分や脂質の摂取量を減せるため、消化器系への負担も軽減できます。
ラーメンを食べた後におすすめの飲料水とは?
ラーメンを食べた後は、血糖値の安定や消化の助け、塩分の排出をサポートする飲み物が役立ちます。
ここでは、ラーメンを食べた後におすすめの飲料水について紹介していきます。
主に以下の飲料水があげられます。
・緑茶
・麦茶
・ルイボスティー
・レモン水
それぞれ詳しくみていきましょう。
緑茶
一つ目は、緑茶です。緑茶には、カテキンやビタミンCが豊富に含まれており、脂肪の消化を助け、胃もたれを防ぎます。
また、緑茶に含まれるカフェインは代謝を促進し、体のエネルギー消費をサポートするため、ラーメン後の血糖値の急激な変動を抑える効果が期待できます。
さらに、緑茶には利尿作用もあり、塩分の排出を促す働きがあるため、むくみ対策としても有効です。
麦茶
二つ目は、麦茶です。麦茶は、ノンカフェインで、胃に優しい飲み物として知られています。
ラーメンの脂っこさを中和し、消化の助けとなるため、食後にぴったりです。また、麦茶には抗酸化物質が含まれており、血管を保護する効果もあるといわれています。
体内の余分な塩分を排出するための利尿作用もあり、ナトリウムの過剰摂取による高血圧リスクの軽減も期待できます。
麦茶の香ばしい風味が口の中をさっぱりさせる効果もあり、食後にリフレッシュできるでしょう。
ルイボスティー
三つ目は、ルイボスティーです。ルイボスティーは、抗酸化物質であるポリフェノールが豊富で、脂質の消化をサポートする作用があります。
ノンカフェインであるため夜間にラーメンを食べた場合でも安心して飲むことができ、胃腸への刺激が少ないのが特徴です。
ルイボスティーには整腸作用もあり、ラーメンによって油分が多くなった胃腸の働きを整える助けになるでしょう。
また、体内の余分なナトリウムの排出を促す働きもあるため、むくみ防止にも役立ちます。
レモン水
四つ目は、レモン水です。レモン水は、消化を促進し、体をリフレッシュさせる効果があります。
レモンに含まれるクエン酸が胃酸の分泌を助け、食後の消化をスムーズにするため、ラーメンの重さを軽減できます。
さらに、クエン酸は疲労回復効果もあるため、食後のだるさを解消するサポートにもなります。
塩分が多いラーメンを食べた後に水分補給をすることで、体内のナトリウムバランスも整えられ、さっぱりした口当たりが楽しめるでしょう。
これらの飲み物を選ぶことで、ラーメンの塩分や脂質の影響を軽減し、消化をサポートするだけではなく、さっぱりとした飲み心地でリフレッシュ効果も得られるでしょう。
ラーメンに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、ラーメンを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
EBM モリブデン キッチンポット/寸胴鍋 16cm
パイプ柄 丸底 てぼ
まとめ
今回は、ラーメンを食べると眠くなるのは糖質が原因!?ラーメンと眠気の関係について紹介してきました。
ラーメンを食べた後に眠くなる原因として、糖質があげられます。糖質を摂取すると、消化されてブドウ糖として血液に吸収され、血糖値が上昇してしまうのです。
ラーメンを食べた後は、緑茶や麦茶などの飲料水を飲むことで、塩分や脂質を軽減し、消化を助けてくれます。
食後に眠くなってしまう方は、ぜひ試してみてください。
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