今や誰でも利用するであろう、飲食チェーン。日本で有名なサイゼリヤや、ガストを一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
日頃から使われている飲食チェーンですが、2023年7月期の日本全国の飲食店舗数は、825,712店舗で、前年同期と比べ9.1%減少したという結果がでています。
(出典元:外食・中食市場情報サービス「ReCount」)
全体の87%を占める、小規模・自営店の減少が影響したそうです。閉店数が多い一方で、新店数が少なかったことで、新店数を閉店数が上回ったといわれています。
これは、昨今の新型コロナウイルスや、物価高による影響が大きいのではないかと予想できます。
このような不況の中、2024年注目の飲食チェーンはどのお店なのでしょうか。
今回は、2024年注目の飲食チェーンランキングトップ10について紹介していきます。
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目次
飲食チェーンの始まり
飲食チェーンの始まりには、アメリカのファストフードや、ダイナー文化が影響しています。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、アメリカで最初の飲食チェーンが登場しました。
特に、1884年に登場した「ハーヴェイ・ハウス」(Harvey House)は、鉄道沿線で同じサービスと品質を提供するというコンセプトで成功し、最初のチェーンレストランの先駆けだといわれています。
その後、1921年に創業した「ホワイトキャッスル」(White Castle)が、アメリカでファストフードチェーンの元祖とされます。
彼らはハンバーガーをメインとし、店舗デザイン・サービス・メニューを統一したことで、ブランドの確立に成功しました。
日本では、1960年代以降、経済成長とともにチェーン展開が進みました。特に、吉野家・松屋・すき家といった牛丼チェーンが全国展開をし、どこでも同じ味を提供するというチェーンのコンセプトが定着したのです。
また、ファミリーレストランのデニーズ(1960年代にアメリカから進出)や、マクドナルドが1971年に日本初出店を果たしたことで、飲食チェーン文化がさらに広まりました。
チェーンの利点は、品質の安定・低価格・迅速なサービスであり、これが現代でも飲食チェーンの成長を支えています。
また、デリバリーサービスやテイクアウトの需要増加も、チェーン展開を加速させています。
日本で最初にできたチェーン店は?
日本で最初にできた、チェーン店の一つとして広く知られているのは、1899年(明治32年)に東京で創業した「日比谷松本楼」です。
松本楼(まつもとろう)は、現在のファミリーレストランに近い形で、カレーや洋食メニューを中心とした提供を行い、支店展開を行った先駆けの店舗の一つです。
日比谷松本楼は、銀座・上野・浅草などにも支店を構え、多くの人に洋食文化を普及させました。
また、日本で初めて大規模なチェーン展開を行ったとされるのが「吉野家」です。吉野家は、1899年に東京・日本橋で牛鍋の専門店として創業しましたが、戦後の高度経済成長期には手軽に食べられる牛丼を中心にメニューを改良し、サラリーマンや、学生など幅広い層をターゲットにしました。
1970年代には、フランチャイズ方式で全国展開を始め、統一された味と低価格を売りに全国的なチェーンへと成長したのです。
さらに、ファストフード業界では1968年創業の「モスバーガー」も初期のチェーン店として知られています。
モスバーガーは「日本の味」を意識した独自のハンバーガーを開発し、1970年代から積極的に全国に店舗を展開し、日本国内でハンバーガーチェーンの基盤を築き上げたのです。
また、ファミリーレストランの「すかいらーく」も1970年代にチェーン展開を始めた代表的な企業で、家族向けのメニューと快適な雰囲気を提供し、日本におけるファミリーレストラン文化の礎を築きました。
このように、日本で最初にできたチェーン店は複数あり、その背景には海外からの飲食文化の影響や、日本独自の飲食習慣に合わせた商品や、サービスの開発があります。
2024年注目の飲食チェーンランキングトップ10!
2024年に注目される日本の飲食チェーンは、健康志向・サステナビリティ・独自のコンセプトを軸に成長を続けている店舗が多く見られます。
ここでは、多様な業態で急成長中の飲食チェーンのトップ10について紹介していきます。
主に以下のチェーン店があげられます。
第1位:SHOGUN BURGER
SHOGUN BURGERは、高品質な焼肉技術を駆使した「大人のジャンクフード」としてのバーガースタンドです。
上質なお肉を使ったハンバーガーが評判で、若者やファミリー層を中心に人気が拡大しています。
第2位:煙力(けむりき)
煙力(けむりき)は、「地域に愛される」をテーマに展開する大衆焼肉チェーンです。
特に「煙力とろタン」が話題で、累計100万食以上が販売されています。安価で質の高い焼肉が提供され、リピーターが増えています。
第3位:マロリーパークステーキ
マロリーパークステーキは、コストパフォーマンスに優れたポークステーキ専門店で、関東や関西、東北地域に進出しています。
200gのステーキが990円と、リーズナブルな価格が特徴的で、お肉好きに人気のブランドです。
第4位:羽田市場
羽田市場は、日本各地から鮮度の高い魚を直送し、現地の鮮度そのままで提供する居酒屋チェーンです。
水産物の流通改革を実現し、新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で提供しています。
第5位:福包酒場(ふくぱおさかば)
福包酒場(ふくぱおさかば)は、SNSで話題となった「火鍋サワー」や、本格中華点心を提供するアジアン酒場です。
手軽な価格で本格的な点心や、火鍋を楽しめることから、若年層を中心に人気を集めています。
第6位:パーフェクトビアキッチン
パーフェクトビアキッチンは、ビールと唐揚げをメインにした飲食店で、ビールメーカーの協力を得て高品質なクラフトビールを提供しています。
特に、ビール愛好家に人気のスポットとして注目されています。
第7位:エスプレッソディーワークス
エスプレッソディーワークスは、昼はカフェ、夜はクラフトビールやワインを楽しめるニューヨークスタイルのエスプレッソカフェです。
昼と夜で異なる業態を楽しめることが好評で、多様な客層に対応しています。
第8位:カリフォルニアポキ
カリフォルニアポキは、ハワイ風のポキボウル専門店で、健康志向のお客様に支持されています。
鮮魚を使ったシンプルで新鮮なポキボウルが人気で、食の多様化を反映したヘルシーなメニューが注目されています。
第9位:ジアレイ
ジアレイは、タピオカミルクティーブランドの代表格で、日本各地で話題になっています。
季節ごとに新しいフレーバーを発表し、定期的に新メニューを導入することで飽きのこないブランドとして支持されています。
第10位:ミラノピザ
ミラノピザは、イタリア料理の中でもピザを中心に展開するチェーンで、特にクオリティの高い生地と多彩なトッピングが特徴的です。
日本国内での、ピザ需要の高まりに応じたブランド展開で成長を遂げています。
これらのチェーン店は、お客様の「コスパ重視」や「健康志向」。さらに、「SNS映え」を意識した戦略で、新たな顧客層を取り込んでいます。
また、地元産品の利用やサステナブルな取り組みも増えており、環境や地域社会に配慮した飲食店が増加しているのです。
(これらのお店は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
飲食チェーンに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、飲食チェーンに使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
マルゼン ガステーブルコンロ ニュー飯城
テーブル形恒温高湿庫
まとめ
今回は、2024年注目の飲食チェーンランキングトップ10について紹介してきました。
2024年注目の飲食チェーンには、SHOGUN BURGERや煙力(けむりき)などがあげられます。
2024年も残りわずかではあるものの、今後を担う飲食チェーンが誕生するのではないかと予想できます。
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