近年、グルメサイトを追い抜き集客対策には欠かせないと言われているMEO対策。
Google Business Profile(GBP)の運用と対策は意外にも専門的な知識が無くても可能です。
この記事では、Googleにおける検索の上位表示を狙うための手助けを提供します。実際にGoogleが公表しているMEO対策のアルゴリズムや、MEO対策に置けるNG行為などを例を挙げながら解説します。
目次
Google Business Profile (GBP) とは
Google Business Profileとは、googleの検索結果やGoogleマップ上に表示されるお店の情報を、無料で登録ができるGoogleが提供しているサービスのことを指します。「東京 居酒屋」など、ウェブ上で検索をかけた際に、グルメサイトよりも上位にGoogleマップが表示される為、飲食店を探しているお客様にお店を知ってもらうためのツールとして有効なものになります。
お店の登録は無料でできますが、対策費用として年間100万円以上掛けているお店もあるほど、集客対策を行ううえで注目度が高まっています。
GBPの基礎知識
Google Business Profileの対策を行うことは、MEO対策と呼ばれます。MEOとは、Map Engine Optimization の略で日本語に訳すとマップエンジンの最適化、つまりGoogleマップで上位表示をさせることを指しています。
ウェブ集客の用語として、SEOという言葉がありますが、こちらは検索エンジンの最適化を意味しており、MEOよりも大きい範囲での検索結果の上位表示をさせるための対策となります。
MEO対策のアルゴリズム
大枠として次の５点があげられます。それは、「店舗ページの情報量および実態との情報の整合性」「情報の更新頻度および鮮度」「他サイトとの店舗情報の整合性」「インターネット上のお店の情報量」「適したサイトのリンク掲載」です。
それぞれ具体的にどういったことを意味しているのか解説します。
店舗ページの情報量および実態との情報の整合性
GBPには、店名や住所、電話番号などの基本的な情報のほか、サービスの内容を細かく登録することができます。例えば、イートインのほかテイクアウトを行っているのか、ファミリー層にもご利用いただけるお店か、ランチはやっているのかなど利用シーンなどの登録も可能で、詳細情報を登録することで検索にヒットしやすくなります。
また、特にお店の営業時間などの曜日や祭日で変動がある項目などは、実際の営業時間と相違なく登録しなければ、お客様に迷惑をかけクレームに繋がる可能性が高まるだけではなく、MEO対策の観点から表示順位が上がりにくくなる、最悪の場合は表示順位が下がるなどの危険性があるため正確に保たなければいけません。
情報の更新頻度および鮮度
更新頻度は、営業時間の変更や料理写真の追加、お知らせの投稿など、GBPの情報を変更することを指しています。最低でも週に一度更新することでMEO対策になります。
またお客様目線で考えた際に、古い情報だけが残っており最新情報がないと、「このお店はちゃんと営業しているのだろうか」と不安に思われてしまいます。Google自体もユーザーにお店を勧めていいものかどうかAIによって判断させており、情報が更新されていないとGoogleからのお店の信頼度が下がってしまう為、適宜情報を更新する必要があります。
他サイトとの店舗情報の整合性
Googleは検索表示順位の上位にする店舗を選ぶ際に、情報の正確性を重視しています。GBPに乗っている情報を正確か、誤りがあるのか判断するための材料としては、GBP以外のウェブ上にあるサイトの情報とGBPの情報を照らし合わせるしかありません。そのためグルメサイトに掲載されている情報や、ホームページ、街の情報サイトなど、あらゆるサイトと情報が一致しているか確認を取っています。
例えば、居酒屋 Aという店舗がキーワード対策の為に、
GBP：個室 居酒屋 A
グルメサイト：大衆酒場 居酒屋 A
ホームぺージ：居酒屋 A
と上記のように名前を変更したとします。
これではGoogleからの居酒屋 Aに対する認識は、「誤った情報を掲載されているかもしれないお店」となりマイナス効果になってしまいます。
インターネット上のお店の情報量
前述した店舗情報の整合性とも近いですが、Googleの表示順位を決める際に、インターネット上でどれだけお店が有名かという基準を持っています。これは、各飲食店の情報サイトや、ブログ、ホームページなどより多くの閲覧数を得ているサイトに店舗情報の掲載をする必要があることを意味しています。
サイテーションともいわれる対策方法で、例えばGoogleはアメリカの企業の為、日本のグルメサイトに情報があることよりも世界規模で閲覧者が多い海外のサイトに情報を掲載することでより効果を得ることができます。
例えば、日本の飲食店で海外出店しているお店などは、日本での知名度は抜群に高いため、MEO対策に力を入れたりなどはしていませんが、海外出店していることでより閲覧数の多いサイトに情報が掲載されているため、検索順位が高い傾向にあります。
個人経営の店舗でも海外の無料サイトなどに情報を掲載させることができれば、チェーン店と同じような仕組みを疑似的に作ることは可能なため、MEO対策を行う際には有効な手段として着手することをおすすめします。
適したサイトのリンク掲載
公表されている情報の中で、店舗の公式情報を出すように示唆されています。例えば、グルメサイトや情報サイトなどはサイトのURLが店舗独自のものではないためおすすめできません。
例えば、izakaya-a.comのような独自のURLを取得し公式ホームページを作ることがMEO対策にとっては有効な手段と言えます。GBPには「ウェブサイト」という公式のリンクを紐づけるための箇所があり、ここに公式サイト以外のURLを紐づけてしまうと表示順位向上の妨げになる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
MEO対策はこれまでのインターネット上での対策以上に内容が濃いものになっています。
逆にいえば、ここまでの対策を個人の方が全て網羅し日々対策し続けることは難しい状況です。
テンポスでは飲食店の販促支援をウェブ販促に限らず、チラシなどのアナログのものまでサポートさせていただいております。
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