新型コロナウイルスの影響で「おうち時間」を余儀なくされる世の中。
外出自粛により、飲食店の経営状況に大きな影響を与えているのは周知の事実です。
そこでおすすめしたいのは、「通販サイト」です。
ここでは、飲食店が通販サイトを運営するメリットをお伝えします。
目次
飲食店における現代のニーズとは
現在、世の中が飲食店に求めているものは、ずばり「コロナ対策をして食べられる」ではないでしょうか。新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言による外出自粛、外食自粛に対し、店内でも厳重な感染症対策が徹底されています。
また、自宅で食べる、「テイクアウト」や「デリバリー」の需要も増加しました。飲食店を経営する方々は、これまでの販売方法から変化させざるを得なくなってしまいました。
現代の飲食は、実店舗に足を運ぶことに加え、インターネット上で店の選定、注文、デリバリーする仕様が増加してきているのです。
インターネット上で食品を販売するツール
現在、飲食店がインターネット上で食品を販売する方法は大きく分けて4つあります。
【1】「UberEats(ウーバーイーツ)」「出前館」などのデリバリーサービスに登録する。
【2】スマホ決済端末のオンライン決済機能を使って、自店や専門サイトでデリバリーを行う。
【3】飲食店の注文サービスに特化したECサービスを利用する。
【4】無料ECシステムを利用し、自ら通販を行う。
この4つの中から、自店の特徴や運営状況に合わせて選択していきます。
通販サイト運営を勧める理由
ではなぜ通販サイトを勧めるのか。それは、「コロナ対策をして食べられる」という現代のニーズにぴったりと合致しているからです。
2020年頃から、ファッション業界も、新たな収入源が実店舗からECサイトに切り替わって来ました。実店舗販売が主流だったファッション業界は、コロナウイルスの影響を最も受けた業界のうちの1つです。
数々の閉店や、大手企業の倒産など様々なニュースがありましたが、反対に売り上げをものすごく伸ばしたファッションブランドもあります。
それが、インターネット販売を行っているファッションブランドです。
ユニクロやH&M、ZARAなど大手企業であっても、これまでの店舗販売に加え、ECサイトを上手く利用することで顧客の減少を防いでいます。
そして今、飲食業界にもECサイト販売のニーズが向けられているのです。
今では当たり前のようにネットショッピングとして確立し、ECサイト販売のみのブランドも数多くなっているファッション業界ですが、飲食業界もいずれ、そのような販売方法に変っていくのではないかと考えられます。
通販サイトを作成、運営する手順
では、通販サイトを実際に運営するには何から始めれば良いのでしょうか。
通販サイト作成の一連の流れ
手順は以下の5ステップに分かれています。
ステップ①:商品を作る
まずは通販サイトに掲載する商品を作りましょう。
保存ができるもの、味の質が落ちないもの、形が崩れないものなど、商品を送り届けるとなると注意すべきことが増えます。
また、食材の他に、食材などを真空状態にできる機械や、汁物であればパッケージも用意しなければなりません。
通販に合った商品に改良し、自宅で届いたときにお店の味が食べられるよう、工夫が必要です。
ステップ②:保健所に相談する
商品ができたら、保健所に相談し、許可をもらう必要があります。
お肉を扱うサイトには「食肉販売業」の許可、お酒を扱うサイトには「通信販売種類小売業免許」が必要です。
他にも食品を販売するのに必要な申請や免許があるので、自分の売りたい商品には必要かどうか、一度確認してみることが重要です。
詳しくは、保健所でお確かめ下さい。
例として、東京都の福祉保健局のサイトはこちらです。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/
ステップ③:配送の準備
ラベル、説明書、納品書、梱包用段ボールの手配、送り状など、商品を配送するための準備を整えます。
ステップ④:サイト作り
いよいよサイトを作ります。
写真や文章を考え、より魅力的に商品を紹介します。
特に現代において「写真」はとても重要ですので、こだわって選定するべきです。
ステップ⑤:配送
ここまで出来たら、実際に配送します。
通販サイトを運営する上で注意すべき点
販売するにあたって注意すべき点は、「特定商取引法」を理解しておくことです。これは、事業者が守るべきルール、消費者を守るルールとして国が定めているものです。
こちら消費者庁が発表しているガイドラインですので、一度目を通しておくと良いでしょう。
https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/
通販サイトを運営するメリットとデメリット
通販サイトを運営するメリット
では、通販サイトを運営するメリットを考えていきます。
メリットは主に2つ。
1つは、自社の商品のみを見ていただくことができる点。
もう1つは、お客様の母数を何十倍、何百倍へと増やすことができる点です。
食品を販売するツールとして上げた4つのうち、一番ハードルが低いのは【1】の『「UberEats(ウーバーイーツ)」「出前館」などのデリバリーサービスに登録する。』という販売方法です。
気軽に登録できますし、外出自粛、外食自粛の影響でテイクアウトやデリバリーを始めた飲食店も多いのではないでしょうか。
しかし、大手企業や名の知れたお店が注文されやすいのに対し、中小飲食店にはチャンスが回って来ずらいのも現状です。
しかも、配達員が配達できるレベルの距離、つまり近隣のお客様にしか提供することができません。
それに比べ、自らの通販サイトであれば、自社の商品のみを見ていただくことができますし、全国販売ができるため、お客様の母数を何十倍、何百倍へと増やすことができます。
通販サイトを運営するデメリット
デメリットとしては、まず、運営の手間がかかることです。
普段の業務に加え、通販の運営をするとなるとその分の時間と労力がかかります。
また、全国販売ができる故に、競合が全国にいることになります。実店舗でしたら近隣の飲食店との顧客獲得争いになりますが、全国となると比べ物にならないほど多くなる、ということです。
デメリットを補うために
このデメリットを補う方法もあります。それは、専門の企業に委託する、ということです。
運営の手間を省く
まず、自ら通販を行うことへのハードルが高い、営業以外でそんなことをしている時間は取れない、という方には、ぜひ【2】の『飲食店の注文サービスに特化したECサービスを利用する』をおすすめします。
それは、「テンポスフードプレイス」が行っているサービス、《 簡易通販スタートパック 》です。
嬉しいポイントは月額費がかからないことです。初回で1100円(税込)だけ払えば、注文フォームの作成や、FAX注文、特定商取引法の記載など、時間のかかる面倒なことを全て任せられます。
こちらは「株式会社テンポスフードプレイス」が作成したホームページに、通販サイトを記載する形になっているので、通販サイトの運営を始めると同時に、ホームページを新規作成、またはリニューアルしてみてはいかがですか?
競合他社から埋もれないようにする
次に、全国の通販サイトから顧客争いに勝つためにどうしていくべきか。
それは、SNSの活用です。
今はInstagramやFacebookなどのSNSの拡散が、何よりの宣伝広告になる時代です。ネットやSNSなどを上手に活用し、自店舗や商品を見つけてもらい、選んでもらうための工夫が必要になります。
流行りのSNSの活用方法がわからない、という方におすすめなサービスは、《SNS更新代行サービス》です。
こちらもテンポスフードプレイスが運営しているサービスです。
1ヶ月たったの550円で、5回までの更新が可能。
アカウントの開設からサポートしてもらえますし、配信内容は随時相談できます。
SNSが苦手な方や、更新を忘れてしまいがちな方にもおすすめです。
これらのサービスを利用しながら、宣伝は、ホームページ、SNS、看板、口コミなど、ネット上のできる限りをフル活用しましょう。
常連客を近所から全国へ
新型コロナウイルス終息の見込みが立たず、緊急事態宣言の延長が発表された中で、あと何年この生活が続くか先の見えない状況です。
いつか回復する時のことを待っているのではなく、今できる販売方法を考えてみてはいかかでしょうか。
今はインターネットで全国、全世界に発信できる時代です。
自店のファン、常連客を近所から全国へ広げていき、経営をV字回復させていきましょう!!