本記事では、飲食店でよく使用されるインテリア照明の種類とそれぞれの説明について詳しく解説します。また、飲食店での使用事例や業種別の内容も含めて解説していきます。
目次
飲食店に良く使用されている照明の種類とは?
飲食店で照明は雰囲気を作る上で一番重要とされています。
少し暗めの照明を使用すると、大人の雰囲気を作れたり、明るく温かい照明を使用すると、親しみやすい雰囲気の飲食店が作れます。
ここではそんな照明の種類について解説していきます。
1.スポットライト
スポットライトは、照射する範囲を限定することができるため、ダイナミックな照明演出が可能です。特に、カウンターやテーブル席など、特定のエリアを強調したい場合に適しています。
また、LEDタイプのものは省エネで長寿命であるため、ランニングコストの削減にもつながります。
よく使用されている業種としてはステーキハウスでは、グリルや焼肉店では調理場を照らすのにスポットライトがよく使用されており、また、カフェなどのリラックスした雰囲気を作りたい場合にも、間接照明と併用することで落ち着いた空間を演出できます。
2.ペンダントライト
ペンダントライトは、天井から吊り下げられるタイプの照明器具で、デザイン性に優れていることが多く、空間のアクセントとしても活用されます。
特に、ダイニングテーブル上やバーカウンター上など、一定の高さが必要な場所に設置を行う飲食店が多い照明となっています。
例えば、イタリアンレストランでは、ペンダントライトを使って、吊り下げたグラスや食器が美しく映えるようにデザインすることがあります。
また、バーでは、ペンダントライトを使って、カウンターを強調することができます。
3.フロアスタンドライト
フロアスタンドライトは、床置き型の照明器具で、照明範囲を広く取ることができ、ダイニングテーブルやソファなど、座る場所に直接設置することが多く、柔らかい光を放つことができるため、居心地の良い空間を演出するのに最適です。また、高さ調整が可能なものもあるため、空間に合わせて調整することができます。
例えば、カフェでは、フロアスタンドライトを使って、ソファ席などのリラックスできる席の周りに柔らかい光を灯すことで、居心地の良い空間を演出することがあり、また、ワインバーなどのおしゃれな空間では、デザイン性の高いフロアスタンドライトを設置することで、空間のアクセントになることもあります。
4.シャンデリア
シャンデリアは、豪華でエレガントな雰囲気を演出することができる照明器具です。
特に、高級レストランやホテルのダイニングルームなどで使用されることが多く、存在感があります。
シャンデリアには、多くの種類があり、クリスタルやガラス製のものが特に人気があります。
例えば、フレンチレストランでは、シャンデリアを使って、高級感のある空間を演出することがあります。
また、ウエディング会場などの特別なイベント会場でも、シャンデリアを設置することが多く、華やかな雰囲気を演出します。
5.テーブルランプ
テーブルランプは、テーブル上や棚の上などに置くことができ、小さな光源として使用されます。
個室やVIPルームなど、プライベート空間に設置されることが多く、柔らかい光を放つことができるため、リラックスできる空間を演出することができます。
焼き鳥屋などの個室では、テーブルランプを使って、柔らかい光を灯すことで、落ち着いた雰囲気を演出することがあります。
また、ホテルのVIPルームなどでは、高級感のあるデザインのテーブルランプを設置することで、快適な空間を演出することができます。
飲食店に良く使用されている照明の種類とは?
飲食店でよく使用されるインテリア照明の種類とそれぞれの説明についてご紹介しました。
それぞれの照明器具には、特徴があり、使用する空間や業種に合わせて、適切な照明を選ぶことが重要です。
ここからは、具体的な事例や業種別の内容について詳しく解説していきます。
ラーメン
ラーメン店は、麺やスープを強調するため、明るめの照明が好まれます。
また、カウンター席など、食事ができるスペースと厨房スペースが近い場合は、照明が眩しくなりすぎないよう、間接照明を取り入れることが多いです。
例えば、壁面に設置されたラインライトやフロアスタンドライトを使って、柔らかい光を放つことができます。
イタリアン
イタリアンは、ワインや料理を引き立てるために、シャンデリアやペンダントライトを使った照明が人気です。
また、テーブル上に設置されたテーブルランプを使って、温かみのある光を灯したり、ロマンチックな雰囲気を演出することが多いため、キャンドルなどの照明も使われることがあります。
カフェ
カフェは、リラックスできる空間を演出するため、柔らかい光の照明が好まれます。
カフェでは、フロアスタンドライトやペンダントライトを使って、空間全体に均等に光を灯すことが多く、カウンター席など、飲食スペースと厨房スペースが近い場合は、眩しくなりすぎないよう、間接照明を取り入れることが多いです。
バー
バーは、大人の雰囲気を演出するため、ダイヤモンドカットのシャンデリアやペンダントライトがよく使用されています。
また、バーカウンターなど、特定のスペースを強調するために、ダウンライトを使用されることもあり、バーでは、照明を使って、落ち着いた雰囲気を演出することが大切です。
和食
和食店は、日本の伝統的な雰囲気を演出するため、木の温かみのある照明がよく使われます。
また、和食の料理に合わせて、柔らかい光を放つ和紙のシェードや和風の和室照明が好まれます。
和食レストランでは、ダウンライトやシャンデリアはあまり使われませんが、暗めの照明を取り入れることで、和食レストランならではの落ち着いた雰囲気を演出することができます。
洋食
洋食店は、明るい雰囲気と清潔感を演出するため、明るい照明が使われることが多いです。
また、洋食の料理に合わせて、クリスタルのシャンデリアやペンダントライトが好まれます。
洋食レストランでは、テーブル上に設置されたテーブルランプがよく使われたり、クリーンでシンプルな空間を作るために、白色LEDを使うことが多いです。
中華料理
中華料理では、明るい雰囲気を演出するために、明るい色合いの照明が多く使用されます。
また、中華料理は、色合いが美しいことでも有名です。そのため、鮮やかな色合いをより美しく見せるために、明るさのある照明を使用することが多いです。
一方、落ち着いた雰囲気を演出するためには、柔らかい光を放つ和風照明を使用することもあります。
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まとめ
以上、業種やスペースによって異なる照明の種類や使い方について紹介しました。
照明は、空間を印象づけるために欠かせないものです。ぜひ、自分の店舗や自宅の空間に合わせた照明を選ぶことで、より良い空間を作ってみてください。
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