夏祭りの屋台などで見かけたベビーカステラ。
甘い香りとエモい雰囲気に釣られてついつい手を伸ばしてしまう人も多いですよね。
最近では、屋台だけではなく専門店やキッチンカーで素材や提供方法にこだわった店がじわじわと増えてきています。
今回は、キッチンカーでのベビーカステラ屋開業についてお役立ち情報を紹介していきます。
※記事制作20年以上の担当者が、あなたのお店の良さをインタビューで聞き出して記事を作成します!あなたのお店を記事にして毎月6桁のユーザーが訪問する、全国の飲食店を応援するフードメディア「テンポスフードメディア」に掲載しませんか?上記ボタンをクリックし、詳細をぜひご覧ください。
また、不明点などお気軽に下記ボタンからお問合せください!
目次
キッチンカーでベビーカステラを売る際の良い点
キッチンカーの作業スペースは、約1坪程度です。
シンプルな作業と効率の良い工程で提供したいところです。
ベビーカステラは、シンプル調理なので一人でも商品の提供ができキッチンカーでの販売に向いているメニューと言えます。
また、甘く香ばしい香りでお客様の購買意欲を誘えますし冷めてもおいしく食べられるためイベントなどの出店にも適しています。
キッチンカーでベビーカステラを売る際の気になる点
ベビーカステラは軽食のため、お食事メニューではありません。平日ランチタイムでの出店は難しいと考えましょう。
商業施設や公園などファミリー層の需要を狙える出店や、休日のイベント出店場所で売上を確保できるようにしましょう。
ベビーカステラに限らずキッチンカーでの商売に関わることですが、天気などの事情でイベントが中止になる場合や、季節の影響を大きく受ける場合があります。
キッチンカーでのベビーカステラ屋開業までの流れ
ベビーカステラ屋の開業までには、いくつかの大切なステップがあります。
予算を立てる
・キッチンカーを購入もしくはレンタルにするか決める。
・キッチンカーの内装や設備を専門業者に依頼もしくはDIYにするか決める。
・調理や提供に必要なものを書き出す。
※キッチンカーの設備に関しては各自治体ごとの保健所で必ず確認しましょう。
予算をどこから出すか
予算の確保に悩まれる方も多いと思います。[貯金][家族や知人に借りる][ローン]など方法は様々ありますが、個人事業利用ができる融資で「日本政策金融公庫」もあります。
キッチンカーを始める人の利用も多いので、話を聞いてみることをお勧めします。
資格と許可
キッチンカーで開業するためには「食品衛生責任者」の資格取得が必須です。講習を1日受けることで取得が可能です。また、営業する地域の「営業許可」が必要です。
キッチンカー内でベビーカステラの調理をするため、[食品営業自動車]の[菓子製造業]の許可が必要となりますが、もしドリンクメニューも販売する場合は、[喫茶店営業]の営業許可も必要です。
該当地域の保健所に確認しましょう。
出店準備
イベント情報やサイトから良い出店先を探すことも重要ですが同業者の輪に入ることで、情報交換や助け合うことができ心強いです。
【人気の記事】キッチンカーの開業準備、「営業許可証」と「タンクの容量」だけは忘れるべからず
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。
【人気の記事】パート・アルバイトをキッチンの戦力にするための大原則
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。
ベビーカステラの調理に必要な設備
ベビーカステラの焼き機選びが最重要です。その他にも、台下冷蔵庫、換気扇、シンクなども必要となります。
ベビーカステラ焼き機
ベビーカステラを焼くためには、専用のベビーカステラ焼き機が必要になります。
ベビーカステラ焼き機にはプロパンガスタイプと電気タイプのものがあります。
【サンテック】マルチベーカー PRO MSP-100-DX 電気タイプ(単相100V / 単相200V)
本体購入でお好きなプレートを1種えらび、そちらが付いてきます。
ベビーカステラのプレートは2種類あり、通常の32個タイプと、丸型の40個タイプからえらべます。
プレートは簡単に外せ、洗うこともできます。
追加のプレートを購入し別のメニュー(ワッフル、たい焼き、大判焼きなど)も可能です。
保温ケースもしくは保温型ショーケース
焼きあがったベビーカステラを温かいまま保管する場合は準備しましょう。
ベビーカステラの販売に適した車種
少ないスペースでも作業のできるベビーカステラには、コンパクトな軽トラックのキッチンカーを選ぶ人が多いそうです。
車体がコンパクトだと、人通りが多い場所や営業スペースが狭いところでも、気にせず積極的に販売場所として開拓することができます。
スズキ [CARRY]
軽バン [エブリィ]
ダイハツ [ミラウォークスルーバン]
などの人気が高いそうです。
べ―ビーカステラの材料仕入れ先
ベビーカステラの材料を仕入れる先として[業務スーパー]などの大型業務用食品取扱ディスカウントストアを利用している人が多いそうです。
ベビーカステラを作るための材料のほとんどが常温保存ができる材料ですので、大量購入での割引交渉もしやすいそうです。
成功のポイント(他店との差別化)
参入しやすいジャンルなので、卵やバターなどの素材にこだわったり
他店と違ったアレンジやSNSでの拡散を意識したバズりやすい映える提供方法が大切です。
弱点であるランチ時間帯を意識した食事メニュー
・生地を甘くせずバジルを混ぜ込んで作ったベビーカステラにベーコンを巻き
ミニトマトやチーズと一緒に串に刺したイタリアン風ベビーカステラ串。
・ベビーカステラにメイプルシロップを沁み込ませ
ソーセージと一緒に串に刺したモーニング風ベビーカステラ串。
インスタ映えを意識したメニュー
・串に刺したベビーカステラに、生クリームやあんこ、モンブランなどをのせ
その上に果物などをトッピングしたスイーツメニュー。
・プラカップにベビーカステラ、生クリーム、アイス、フルーツなどを入れて
ミニパフェスタイルで提供するメニュー。
まとめ
・ベビーカステラはシンプル調理なのでキッチンカーでの販売に向いています。
・イベントなど軽食が好まれる立地での出店先を確保することが大切です。
・開業には「食品衛生責任者」の資格取得と営業する地域の「営業許可」が必須です。
・ベビーカステラは”焼き機選びが最重要”です。
・キッチンカーは軽トラックがお勧めです。
・ほとんどの材料が常温保存が可能なため、大量購入での割引交渉もしやすいそうです。
・他店との差別化を意識したメニュー開発もしていきましょう。