券売機の日頃のお手入れ・メンテナンスのチェックポイントを解説!

経営ノウハウ

人手不足を解消できたり、会計ミスを防げることで役に立つ券売機ですが、お札や小銭が戻ってきてしまう・・といったエラーがよくあるかと思います。

今回は券売機の日頃のお手入れとトラブルがあった際の対策方法をお伝えします。

券売機の特徴とメリット

まずは券売機がどういった効果をお店に与えられるかの説明をしていきます。

券売機のメリットは大きく分けて3つあります。

1つ目は設置をしているだけでお客様へ注文の確認に行く時間や、レジ会計の時間を削減出来るという点です。こちらは券売機そのものの仕様によるメリットです。

小規模の店舗やラーメン店など回転率の高い業態では、いかに商品の提供を早くするかが求められます。券売機を導入することで、調理中にホールに出る時間を削減することが出来ます。

2つ目は人件費の削減です。こちらは1つ目に近いものですが、レジ業務や注文の確認で一人ホールに人員を割くということはその分その日一日の人件費が増えていきます。券売機を設置することでホールでの作業を極力減らすことが出来るので人件費の削減に繋げることが出来ます。

3つ目は券売機自体の販促の効果です。ラーメン店や定食屋で券売機を目の前にして「今日はどのメニューにしようかな…おっ!このトッピング美味しそうだから贅沢して付けてみよう」「限定メニューが出ているな、せっかくだから食べてみよう!」そういった経験は誰でもあるかと思います。

券売機のボタン部分にメニューの画像をつけてイメージをしやすくさせ、来店されたお客様の購買意欲を掻き立てるのも効果的な方法です。

このように券売機を設置することで、日常のオペレーションや人件費の削減・販促と様々な効果をもたらしてくれます。

「でも新品だとお高いんでしょ」と思うかもしれませんが、テンポスでは券売機の中古商品も多数取り扱っておりますので、お客様の予算に合わせた機種をお探しすることも可能です。

券売機の種類

券売機の仕様として、背の高いスタンド型や小型で省スペースの卓上型、フードコートなどでよく見かけるタッチパネル型など様々な種類があります。お店の形態に合わせて選択して頂くことでより便利にお使い頂くことが出来ます

また、ICカードを利用できる仕様に変更が出来る機種もある為、現金支払い以外の方法にも対応が出来るようになっています。

注意点としては今後新紙幣に変更されていく為、御購入される際はそういった対応が可能かどうかを確認していただくと本体を買い換えなければならない、ということは無くなります。テンポスバスターズに事前に相談をしていただければと思います。

券売機の構造とお手入れのチェックポイント

券売機を使用していると一番多く直面するトラブルが、硬貨や紙幣の識別がされずに戻ってきてしまういうトラブルです。

ジュースの自販機なども、硬貨を入れるとつり銭が出てくる箇所にカシャンと落ちてしまうことがたまにありますよね?そのような形で券売機も硬貨や紙幣が読み取れずお客様が商品を購入することが出来ない、という問題が発生してしまいます。

調理などの作業を止めてあちこち調べてみたりしている間にお客様が帰られてしまう…という最悪なケースになってしまうことがあります。

そういったことがないように日頃のお手入れ方法とトラブルが発生した際の簡単な対処法について説明します。

こちらが券売機本体と内側の部分です。この中につり銭の硬貨や紙幣、発券するロール紙、売上金などが収納されます。

まず最初に注意をして頂きたいのが、つり銭を収納するボックス内についてです。

こちらは10円~500円までそれぞれ指定された箇所につり銭を入れて稼動出来るようにセットをしますが、ここがチェックポイントです!

  1. つり銭の量(枚数)
  2. 指定されたボックスに正しい硬貨を入れる
  3. 異物を混入させない

これらが重要な項目です。

つり銭の量は最低でも50枚は用意をしてください。機種や設定によっては50円と500円は少なく設定することも出来ますが、10円と100円は約30~50枚を下回るとつり銭切れというエラーが出てしまいます。その為、券売機内や金庫などにつり銭を多めに用意されたほうが良いかと思います。

また、10円のつり銭が100円のボックスにはいってしまうと硬貨の大きさが異なるため、ボックス内で根詰まりしてしまい故障の原因になってしまいます。補充の際は注意をして下さい。
また、銀行などで両替をした際に硬貨に包まれているフィルムが異物として混入してしまうとこちらも根詰まりになりますので注意をお願いします。

次のポイントは紙幣の読み取りについてです。

紙幣の読み取り機の中央部分には透明なレンズが付いており、こちらが使用により磨耗や汚れてくると正しく読み取ることができずに返却されてしまうという仕組みがあります。

その為、返却されてしまう症状が頻繁に出た場合はこちらのレンズ付近をよくふき取って下さい

硬貨の読み取り機も同様にセンサーがありますのでこちらを清掃すると読み取りが正しく行えるようになっていきます。

まずこちらのボックスが硬貨の識別機となりますが、端にレバーなどで固定されていますのでこちらを外すと手前に引き出すことが出来ます。

その後扉部分を開くと内側に三本の溝がありますのでこちらを良くふき取って頂くと読み取り機能が回復されていきます。

ただし紙幣も硬貨も掃除しても改善されない場合には、部品の交換が必要になりますので最寄のテンポスへご相談をお願い致します。

▼テンポスバスターズ店舗一覧はこちら
https://tenposbusters.co.jp/store/index.html

そのほかにはロール紙の向きが異なると印刷がされなくなってしまうのでセット方法も注意しましょう。

券売機はエラーが発生すると、専用のリモコンにエラー内容が表示される機種もあります。 こちらの機種はモニターにコードが表示され、本体内部にエラーコード表が記載されていますのでそれに合わせて対応する必要があります。

本体そのもののトラブルとしては、鍵がどの券売機にも鍵が2~3種類あります。 こちらを紛失してしまうと鍵のシリンダーごとの交換をしなければならないため、高額の修理費用となってしまいますのでお気をつけ下さい。

まとめ

今回は人気商品である券売機のお手入れについてについて説明させていただきました。
日頃のクリーニングが長期的に使用をするコツですので、ぜひこまめにお掃除をお願い致します。

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