飲食店は、作業が多くて忙しい、時間をうまく活用できる人ではないと、お店はまわせないと思っている方がいるのではないでしょうか。
調理や接客、清掃、メニュー開発はもちろん、スタッフ管理や広告宣伝など、作業することが多く、本当に忙しいです。
中でも特に厄介なのが、洗い物。飲食店でアルバイトしたことのある方であればわかりますが、休日の飲食店の洗い場は地獄といっても過言ではありません。
洗い場で使用するのが、食洗器です。たくさんのお皿を配置し、いっぺんに洗えることから飲食店には、絶対に欠かせない道具です。
この食洗機ですが、それぞれのメーカーによって違いはあるのでしょうか。
今回は、飲食店で使う食洗器にはそれぞれ違いあるのか?おすすめの食洗器について徹底比較していきます。

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目次
食洗器とは?

食洗器(食器洗い機)は、食器や調理器具を自動で洗浄・乾燥する家電製品の一種です。
手洗いに比べて水や、洗剤の使用量を抑えられるため、節水・節電の効果があり、家事の負担を軽減できる点が大きなメリットです。
特に、忙しい家庭や飲食店では、短時間で多くの食器を洗えるため重宝されています。
食洗器の仕組み
食洗器は、専用の洗剤と高温の水を使用し、強力な水流で食器の汚れを洗い落とします。一般的な工程は以下のとおりです。
・予洗い(プレウォッシュ):食器に付着した大きな汚れを落とす。
・洗浄:高温の水と洗剤で油汚れや食べ残しを分解する。
・すすぎ:洗剤を洗い流し、清潔な状態にする。
・乾燥:高温の風や余熱を利用して乾燥させる。
食洗器の種類
食洗器には、主に以下の種類があげられます。
ビルトイン型
ビルトン型は、システムキッチンに組み込まれるタイプです。省スペースで見た目がすっきりしていますが、設置には工事が必要です。
卓上型
卓上型は、キッチンのカウンターに置いて使用するタイプです。賃貸住宅でも使いやすく、設置が比較的簡単です。
業務用食洗器
業務用食洗器は、飲食店やホテルなどで使用される大型タイプです。短時間で大量の食器を洗えるメリットがあります。
最新の機能とメリット
最近の食洗器には、省エネ性能の向上やAI・センサー技術の活用が進んでいます。汚れの程度を自動で検知し、最適な洗浄モードを選択する機能や、除菌・消臭効果のある高温洗浄機能も人気です。
日本の家庭では、まだ普及率が欧米ほど高くありませんが、共働き家庭の増加に伴い、今後さらに需要が高まると考えられています。
飲食店に使う食洗器にはそれぞれ違いがあるのか?
飲食店で使用する食洗器は、家庭用とは異なり、大量の食器を短時間で洗浄できるよう設計されています。
業態や規模に応じてさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。
ここでは、飲食店に使う食洗器のそれぞれの違いについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
アンダーカウンター型
アンダーカウンター型は、コンパクトで設置スペースを取らず、小規模な飲食店向けです。
また、家庭用よりも洗浄力が強く、短時間で洗えます。
メリット:設置が比較的容易で、食器が少ない際の洗浄に適しています。
デメリット:一度に洗える食器の量が限られるため、繁忙時には洗浄待ちが発生する可能性があります。
ドアタイプ(フードタイプ)
ドアタイプは、中規模のレストランやカフェ向けで、扉を開けて食器を出し入れするタイプです。1回の洗浄時間が短く、効率的です。
メリット:一度に大量の食器を洗浄できるため、回転率が高い店舗に適しています。
デメリット:設置スペースが必要で、初期費用が高めです。
コンベアタイプ
コンベアタイプは、大規模なレストラン、ホテル、社員食堂などで使用されています。食器をベルトコンベアに載せて連続洗浄する方式。です。
メリット:非常に短時間で大量の食器を洗浄できるため、大規模な店舗のオペレーションに適しています。
デメリット:設置スペースが大きく、消費電力や水量も多いため、コストが増加してしまいます。
フライトタイプ
フライタイプは、もっとも大型の業務用食洗器で、病院やホテル、学校給食センターなどの大量調理施設向けです。
メリット:大量の食器を自動で搬送しながら洗浄・乾燥できるため、作業効率が非常に高いです。
デメリット:設置には大規模な工事が必要で、導入コストも非常に高額です。
飲食店に適した食洗器の選び方
・小規模店(カフェ・居酒屋):アンダーカウンター型
・中規模店(レストラン):ドアタイプ
・大規模店(ホテル・食堂):コンベアタイプやフライトタイプ
厨房のスペースや、オペレーションに合った食洗器を選ぶことで、業務の効率化とコスト削減が可能になります。
おすすめ食洗器徹底比較!

飲食店での業務効率向上と衛生管理のため、適切な食器洗浄機の選定は非常に重要です。
ここでは、主要な業務用食器洗浄機の特徴とメリットを比較して紹介していきます。
主に以下の食洗器があげられます。
パナソニック 食器洗浄機 DW-UD44U
特徴
・タイプ:アンダーカウンター型
・サイズ:幅600×奥行600×高さ850mm
・給湯設備:ブースター内蔵型
・標準使用水量:約2.6L
・消費電力:4.41/4.42kW
・サイクル時間:84秒
メリット
メリットは以下のとおりです。
省スペース設計で厨房内のスペースを有効活用可能です。「標準」「節水」「もっと節水」の3つの洗浄コースを搭載し、水量を調整できます。
また、給湯運転時に洗剤濃度を均一にかくはんし、ムラなく洗浄可能です。庫内洗浄も同時に行うため、衛生的にもよいでしょう。
マルゼン トップクリーン エコタイプ MDRT8E
特徴
・タイプ: ドア型(リターンタイプ)
・サイズ: 幅600×奥行600×高さ1435mm
・洗浄方式: 上下回転ノズル方式
・すすぎ方式: 上下回転ノズル方式
・洗浄槽貯湯量: 28L
・消費電力: 1200W
メリット
メリットは以下のとおりです。
設置場所に応じて、前開き・右開き・左開きの3タイプから選択可能です。また、すすぎ湯は約2Lと省水設計できます。
ドアを閉じると自動で洗浄が始まるオート機能付きで、作業効率を向上できるでしょう。
ホシザキ 業務用食器洗浄機 JWE-350RUB3
特徴
・タイプ:ドア型
・サイズ:幅450×奥行450×高さ1220mm
・洗浄方式:トリプルアームノズル方式
・消費電力:約4.1kW
メリット
メリットは以下のとおりです。
コンパクトな設計で、省スペースに設置可能です。また、待機状態で省エネモードに切り替わり、消費電力を削減できます。
広角タイプのノズルで、すすぎの消費水量を大幅にカットできるでしょう。
(これらのおすすめ食洗機は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
各食器洗浄機は、店舗の規模やニーズに応じた特徴を持っています。省スペースで高性能なモデルを求める場合は、パナソニックのDW-UD44UやホシザキのJWE-350RUB3が適しています。
店舗の運営形態や厨房スペース、予算を考慮し、最適な食器洗浄機を選択することが重要です。
飲食店に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、飲食店に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
ノンフロン縦型冷蔵庫

食器洗浄機 幅600×奥行600×高さ850 アンダーカウンタータイプ

まとめ
今回は、飲食店で使う食洗器にはそれぞれ違いあるのか?おすすめの食洗器について徹底比較してきました。
食洗機にはそれぞれ違いがあり、小規模店(カフェ・居酒屋)ではアンダーカウンター型、中規模店(レストラン)では、ドアタイプ、大規模店(ホテル・食堂)では、コンベアタイプやフライトタイプといった形で使われています。
パナソニックやマルゼンといった、衛生面や環境によい食洗器などニーズに合わせて使用することが大切になってきます。
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