近年、物価高の影響により、物の価格が高騰しています。高騰は、食品に限らず飲食店においても、メニューの価格が上がっています。
そんな物価高の高騰により、相次ぐ飲食店の倒産が増加しているのです。
2024年1〜9月の倒産件数は650件となり、2023年の同期比と比較して16.5％も増加しています。
このままのペースで推移してみると、通年の件数は、過去最多の2020年（780件）を上回って870件前後になる予想がたてられています。
（出典元：帝国データバンク）
650件を業態別でみてみると、居酒屋を主体とする「酒場・ビヤホール」が160件でもっとも多く、ラーメン店などの「中華料理店・その他の東洋料理店」（117件）。
「西洋料理店」（90件）、「バー・キャバレー・ナイトクラブ」（70件）、「日本料理店」（53件）が続いています。
居酒屋の倒産は大きく、もっとも倒産が多い業態だとわかります。
今回は、物価高の今だからこそ知っておきたい！！安くて楽しめる焼き鳥のおすすめメニューについて紹介していきます。
※記事制作20年以上の担当者が、あなたのお店の良さをインタビューで聞き出して記事を作成します！あなたのお店を記事にして毎月6桁のユーザーが訪問する、全国の飲食店を応援するフードメディア「テンポスフードメディア」に掲載しませんか？上記ボタンをクリックし、詳細をぜひご覧ください。
また、不明点などお気軽に下記ボタンからお問合せください！
目次
物価高の影響で飲食店経営は厳しくなった？
物価高の影響により、飲食店経営は非常に厳しい状況に直面しています。まず、原材料費の高騰が経営に大きな負担を与えているでしょう。
食品の輸入価格が上昇する一方で、国内生産品の肥料や、燃料の価格上昇により高くなっており、飲食店は仕入れ価格を抑えることが難しくなっています。
特に、お肉類や魚介類、野菜など、日々のメニューに欠かせない食材の価格上昇は、経営者にとって深刻な問題です。
次に、光熱費や家賃の上昇も影響しています。エネルギー価格が高騰する中、電気やガスの使用量が多い飲食店は、これらの費用を抑えるために節電や、効率的な厨房機器の導入を検討せざるを得ません。
また、都市部を中心に不動産価格が上昇しており、店舗の賃料が増加し続ける傾向にあります。
こうした費用の上昇に対して、価格転嫁が容易ではないことも経営の厳しさを増しています。
物価高の影響で、お客様の購買力が落ちているため、メニューの値上げが客離れを招くリスクが高く、店舗側は利益率の低下を受け入れざるを得ない状況です。
このような背景から、特に小規模な飲食店や新規参入者にとって、事業の持続は一層困難になっています。
物価高で焼き鳥の価格は上がった？
物価高の影響で、焼き鳥の価格は上がったのでしょうか。結論から言うと、物価高の影響により、焼き鳥の価格も上昇しています。
特に、焼き鳥に使われている鶏肉の価格が高騰していることが主な要因です。鶏肉は、畜産業における飼料費や、エネルギー費用の上昇の影響を強く受けています。
鶏の飼料となるトウモロコシや、大豆などの輸入価格が国際的に高くなっており、結果として鶏肉の市場価格も上昇しているのです。
加えて、輸送費の高騰も焼き鳥の価格に影響を与えています。特に、地方から大都市への食材の輸送にかかる燃料費用が増加しており、それが最終的な消費者価格に反映されています。
光熱費の上昇も、焼き鳥店にとっては負担になっています。焼き鳥は、炭火やガスなどで焼くため、ガス代や電気代の値上がりが経営コストを押し上げているのです。
また、焼き鳥の価格が上がる理由として、その他材料費の高騰もあげられます。たとえば、タレに使用する調味料の価格上昇や、店舗運営に必要な備品（竹串や、紙ナプキンなど）の費用増加も影響しています。
これらの費用を店舗側で吸収することが難しくなっており、結果としてお客様に対する価格転嫁が行われるケースが増えています。
ただし、価格転嫁には慎重さが求められます。特に焼き鳥は、市民的で手軽な食べ物としての人気が高いことから、大幅な値上げはお客様の需要に影響を与える可能性が充分にあるでしょう。
お店側は、値上げ幅を抑えるために、部位のサイズを小さくする。提供する焼き鳥の種類を減らすなど、工夫を凝らしながら価格調整を行っています。
その結果、近年では焼き鳥1本あたりの価格が以前に比べて上昇していることが多く、都内や都市部の店舗では1本100円前後だったものが、150円以上に値上がりしているケースも珍しくありません。
物価高の影響は、焼き鳥業界に限らず、多くの飲食業態で見られるものの、手頃な価格が売りの焼き鳥にとっては、価格上昇の影響がお客様に強く感じられる状況です。
安く楽しめる焼き鳥のおすすめメニュー！！
物価高の影響があっても、比較的安く楽しめる焼き鳥メニューは多くあります。焼き鳥は、いろいろな部位が使われており、部位によって価格が異なるため、予算に応じた選び方が可能です。
ここでは、コストパフォーマンスのよい焼き鳥メニューについて紹介していきます。
主に以下の焼き鳥があげられます。
ねぎま（鶏もも肉とネギの串）
ねぎまは、鶏もも肉とネギを交互に串に刺したシンプルなメニューで、価格が比較的安く、ボリュームもあります。
もも肉は、脂肪が適度にあり、「ジューシー」で食べ応えがあるため、少ない本数でも満足感が得られやすいのが魅力です。
ネギの「シャキシャキ」とした食感がアクセントになり、バランスのよい串です。
皮（鶏皮）
鶏皮は、焼き鳥の中でも価格が安い部位の一つです。脂が多く含まれており、焼くと「パリッ」とした食感と「ジューシーな」風味が楽しめます。
タレや塩でもおいしく、特に炭火で焼くことで外は「カリッ」と、中は脂がとろけるような食感になるため、人気のメニューです。
少量でも満足感が高く、コストパフォーマンスのよい一品です。
ぼんじり（鶏のお尻の部分）
ぼんじりは、鶏の尾にあたる部位で、脂が豊富で濃厚な味わいが特徴的です。脂ののった「ジューシーな」食感を楽しめるのに加え、比較的安価な部位であるため、焼き鳥好きには費用を気にせず楽しめるメニューとして人気です。
つくね
つくねは、鶏ひき肉を使った串で、一般的には卵黄や甘辛いタレで提供されていることが多いです。
つくね自体の材料は比較的安価なため、値段が抑えられていることが多く、しっかりとした味付けで、満足感が高いのが魅力的です。
また、柔らかい食感が好きな人にはおすすめの一品です。
せせり（鶏の首肉）
せせりは、鶏の首の部分のお肉で、適度な弾力と「ジューシーさ」があり、濃厚な味わいが楽しめます。
他の部位と比較して脂が少なく、比較的ヘルシーで食べやすいのもポイントです。せせりは、安価に提供されることが多いので、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。
砂肝（鶏の砂嚢）
砂肝は、独特の「コリコリ」とした食感が楽しめる部位で、価格が比較的安いです。
脂肪が少なく、ヘルシーでありながら歯ごたえがあり、塩との相性が抜群です。焼き鳥をたくさん食べたいけれど、脂っこいものを避けたい人に人気のメニューです。
これらのメニューは、価格が比較的抑えられておりながら、しっかりとした味わいを楽しめるため、物価高の中でも焼き鳥をお得に楽しめます。
焼き鳥に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、焼き鳥を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
ガスグリラー 遠赤外線 下火式 串焼
上置型大扉ジョッキクーラー
まとめ
今回は、物価高の今だからこそ知っておきたい！！安くて楽しめる焼き鳥のおすすめメニューについて紹介してきました。
コストパフォーマンスがよくて、楽しめる焼き鳥のメニューとして、ねぎまや皮などがあげられます。
物価高であっても、お店で焼き鳥を食べてみんなで楽しみましょう。
＃焼き鳥屋 ＃焼き鳥 ＃物価高
テンポスドットコムでは、様々な視点から焼き鳥屋の開業成功を全力で応援します。
自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください！
※独立・開業に至るまでの経緯やとっておきの裏話、成功の秘話などを独占インタビュー！上記ボタンをクリックし、他店舗店主のヒストリーもぜひご覧ください。
