夏の暑さも和らぎ、気温が落ち着く10月はとても過ごしやすい気候になっています。
その中で、近くのカフェを訪れた際にあるフルーツが使われているケーキを発見しました。それは、「いちじくのケーキ」です。
いちじくは、8〜10月ごろの夏から秋にかけてが旬のフルーツだといわれています。実を熟したいちじくは、5月ごろから出回りはじめるいちじくも存在しています。
いちじくの味は、豊かな甘みと、「トロッ」とした食感が特徴的です。なんといっても、独特な風味を感じられる後味は、とても魅力的なフルーツであるといえます。
今回は、8月〜10月にかけてが旬のフルーツ「いちじく」のケーキを食べてみた!!その味について紹介していきます。
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目次
いちじくの発祥地
いちじくの発祥地は、主に中東や地中海沿岸地域だといわれています。特に、現在のイラクやトルコ。さらに、シリアなどが原産地です。
いちじくは、もっとも古くから栽培されてきた果物の一つであり、歴史は約5,000年以上前までさかのぼります。
古代エジプトや、メソポタミアの遺跡からは、いちじくが食用として利用されていた痕跡(こんせき)が見つかっており、古代文明の中で重要な果物であったと分かります。
いちじくは、乾燥した気候や温暖な地域に適した植物であり、特に地中海沿岸地域では広く栽培されてきました。
古代ローマ時代には、いちじくは「豊穣(ほうじょう)の象徴」として扱われ、お祭りや宗教儀式にも使われていました。
また、古代ギリシャでは、栄養価が高くエネルギー源としても重宝されていたのです。
その後、いちじくはシルクロードを通じてアジア各地に広まり、今では世界中で栽培されています。
日本には江戸時代に伝わり、主に観賞用や薬用として利用されていましたが、徐々に食用としても広まっていったのです。
いちじくはどんな味?
いちじくの味が「いまいちわからない?」という方がいるのではないでしょうか。
いちじくの味は、甘さとほのかな酸味が絶妙に調和した独特なフルーツです。
熟したいちじくは、ジューシーで豊かな甘みが特徴的で、まるで天然のキャンディのような自然な甘さを楽しめます。
口に入れることで、「プチプチ」とした小さな種が舌触りを楽しませ、その食感もいちじくの魅力の一つです。
熟したいちじくは果肉が柔らかく、まろやかな甘みが口いっぱいに広がります。特に乾燥させたいちじくは、糖度がさらに高くなり、濃厚な甘さと濃縮された風味が楽しめます。
これはドライフルーツとして人気があり、ナッツやチーズとの相性も抜群です。また、生のいちじくは、みずみずしい口当たりでありながらも、ほんのりとした上品な酸味がアクセントとなり、甘さが強調され過ぎないバランスのよい味わいです。
いちじくの種類によって、微妙に風味が異なります。たとえば、「黒いちじく」と呼ばれる品種は、甘さが非常に強く、しっかりとした風味があります。
一方で、「白いちじく」は繊細で爽やかな甘みが特徴的です。また、いちじくの皮も食べられるため、皮ごと食べると若干の渋みや、歯ごたえを楽しめます。
いちじくはそのまま生で食べるだけではなく、デザートや料理にも広く使われています。
ヨーグルトやサラダに加えることで、甘みと酸味が他の食材と絶妙にマッチし、より複雑な味わいを引き出せるでしょう。
また、ジャムやコンポートにすると、甘みがさらに強調されます。
このように、いちじくは甘みと酸味。そして、プチプチとした独特の食感を楽しめる、多彩な魅力を持つフルーツです。
生や加工しても、その風味をいろいろな形で堪能できる点が、多くの人に愛されている理由になっているのです。
「いちじく」と「ケーキ」の相性は抜群!?
いちじくとケーキの相性は抜群なのでしょうか。
ここでは、いちじくとケーキの相性が抜群だといわれている理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・いちじくの自然な甘みとケーキの甘さのバランス
・いちじくの食感がケーキにアクセントを加えている
・いちじくの風味がケーキの素材を引き立てる
それぞれ詳しくみていきましょう。
いちじくの自然な甘みとケーキの甘さのバランス
いちじくは、フルーツの中でも特に、自然な甘みが強い果物です。この甘さは、砂糖で甘さを加えたケーキと異なり、自然でまろやかな風味を持っています。
そのため、いちじくを使ったケーキは、甘さがくどくなり過ぎることがなく、フルーツ本来の豊かな風味を楽しめます。
特に、バターやクリームを多く使うケーキは、豪華な味わいが特徴的であるものの、いちじくが加わることで、軽やかさやフルーティーさがプラスされ、全体の味わいにバランスが生まれるでしょう。
たとえば、いちじくをトッピングしたタルトや、いちじくのコンポートを使ったケーキは、その甘みがケーキの他の素材と絶妙に調和しています。
いちじくの食感がケーキにアクセントを加えている
いちじくの食感は、「プチプチ」とした小さな種が特徴的であり、これをケーキに加えることで、非常に面白い食感の変化を生み出しています。
しっとりとしたスポンジケーキや、滑らかなクリームに対して、いちじくの種のプチプチ感がアクセントとなり、食べる楽しみが増します。
特に、ドライいちじくを使ったケーキでは、「プチプチ」とした食感がより一層際立ち、食べた時に驚きや新鮮さを感じさせてくれるでしょう。
また、いちじくの果肉自体も柔らかく、ジューシーであるため、ケーキ全体の食感に柔らかさと滑らかさをプラスする効果もあります。
いちじくの風味がケーキの素材を引き立てる
いちじくは、甘みとともに、ほのかな酸味や深みのある香りも持っています。この風味が、ケーキの素材。
特にチーズやナッツ、チョコレートなどの濃厚な材料との相性がよいのです。
たとえば、チーズケーキにいちじくを合わせることで、チーズのコクにいちじくのフルーティーさが加わり、豊かな味わいが広がります。
また、いちじくの酸味がチョコレートケーキの甘さを引き立て、重すぎない仕上がりになるでしょう。
さらに、いちじくの香りがナッツ類と組み合わさることで、香ばしさとフルーティーさの対比が楽しめるのです。
このように、いちじくとケーキの組み合わせは、甘みのバランス・食感のアクセント。そして、風味の相乗効果によって、非常によい相性を持っています。
食べるたびに、新たな味わいを発見できる、魅力的なデザート体験を提供してくれるでしょう。
食べてみた感想は?
「いちじくのケーキ」を食べてみた感想は、いちじくの甘く「トロッ」とした食感とスポンジケーキみたいで「ふわふわ」としたケーキとの相性は、とても抜群でした!!
いちじくは独特な味わいがある中で、後味がよくさっぱりした甘さを持っています。10月まで旬のいちじくを味わえるので、ぜひみなさんも食べてみてください!
いちじくのケーキに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、いちじくのケーキを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
ケーキ皿 プリーマホワイト薄型 7.5吋ケーキ皿
キッチンエイドミキサー 国内正規品 ミキサー 5.1L
まとめ
今回は、8月〜10月にかけてが旬のフルーツ「いちじく」のケーキを食べてみた!!その味について紹介してきました。
いちじくは、甘さとほのかな酸味が絶妙に調和した独特なフルーツです。「いちじく」と「ケーキ」の相性はとてもよく、豪華な味わいが感じられます。
「いちじくのケーキ」を食べていない方は、ぜひ食べてみてください!
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