今や日本の国民食と言っても過言ではないラーメン。毎日のように行列ができる人気のお店も多く存在します。
ラーメンに限らず、パスタもとても人気があります。
海外に住んでいると人で、ラーメンを食べる機会があまりないと思います。そこで、「自宅でラーメンを作れたらな」と思うのではないでしょうか。
海外ではラーメンの麺を売っているスーパーも少なく入手困難です。しかし、ラーメンの麺は、パスタの麺を使ってでも、再現できます。
自宅でラーメンを作ろうと思ったら、「パスタの麺しかない！」となったとしても問題ありません。
今回は、ラーメンとパスタの麺の違いについて。パスタでラーメンは作れるのか紹介していきます。
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目次
ラーメンの麺とパスタの麺はなにが違う？
ラーメンの麺とパスタの麺では、見た目が似ているものの、いったいなにが違うのでしょうか。ここでは、ラーメンの麺とパスタの麺の違いについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・材料の違い
・製造方法の違い
・風味と食感の違い
・用途の違い
それぞれ詳しくみていきましょう。
材料の違い
ラーメンの麺
主な材料は、小麦粉・水・塩・かんすい（アルカリ性の炭酸ナトリウムや炭酸カリウム）です。
かんすいを加えることで、ラーメン特有の黄色がかった色とコシのある食感が生まれます。
パスタの麺
主な材料は、デュラム小麦（硬質小麦）と水です。デュラム小麦は、高いタンパク質含有量とグルテンを持ち、パスタにしっかりとした食感を与えます。
また、一部のパスタに、卵が使用される場合もあります。
製造方法の違い
ラーメンの麺
ラーメンの麺は、小麦粉・かんすい・水・塩を混ぜて生地を作り、それをこね上げて伸ばし、細く切ります。
その後、生麺のまま販売するもしくは、蒸してから乾燥させることが多いです。
パスタの麺
パスタの麺は、デュラム小麦粉と水を混ぜて生地を作り、それを成形機で押し出していろいろな形状にします。
成形後、乾燥させて乾麺として販売されるのが一般的です。一部のパスタ（特に、生パスタ）は乾燥させずに生のまま販売されます。
風味と食感の違い
ラーメンの麺
かんすいの影響により、独特のアルカリ性の風味としっかりしたコシがあります。
また、ゆで上がりは弾力があり、噛み応えのある食感が特徴です。
パスタの麺
デュラム小麦の風味と、卵が加わることでさらに豊かな風味が出ます。
アルデンテ（歯ごたえのある状態）にゆでることで、しっかりとした噛み応えがあります。
用途の違い
ラーメンの麺
主にスープと一緒に提供され、ラーメンとして食べられます。また、日本や他のアジア諸国での一般的な調理法では、焼きそばや冷やし中華が含まれます。
パスタの麺
いろいろなソースと合わせて提供され、スパゲッティ・ペンネ・ラザニアなど、種類に応じて使われています。
また、サラダやスープに入れることもあり、イタリア料理以外でも広く使われています。
これらの違いは、それぞれの料理が持つ文化的な背景や食材の特性から生まれています。ラーメンとパスタは、それぞれの伝統と技術を基準にして、独自のおいしさを持っています。
パスタでラーメンが作れる理由とは？
ラーメンの麺とパスタの麺の違いをそれぞれ詳しく紹介してきましたが、実際パスタでラーメンが作れるのでしょうか。
ここでは、パスタでラーメンを作れる理由をいくつか紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・原料が似ている
・ゆで方と形状の応用
・加水率の調整
・調理方法の多様性
それぞれ詳しくみていきましょう。
原料が似ている
一つ目の理由は、原料が似ているからです。パスタとラーメンの麺は、どちらも小麦粉を主原料としています。
一般的には、デュラム小麦がパスタに使われることが多く、ラーメンの麺は、中力粉や強力粉で作られます。
また、小麦粉が主成分であるため、食感や風味が比較的似ており、代替可能です。
ゆで方と形状の応用
二つ目の理由は、ゆで方と形状の応用です。パスタの種類によっては、ラーメンの麺に近い形状や太さのものがあります。
たとえば、スパゲッティやカッペリーニ（極細のパスタ）は、細めのラーメンの麺に似ており、ゆでる時間を調整することで、ラーメンに近い食感に仕上げられます。
加水率の調整
三つ目の理由は、加水率の調整です。ラーメンの麺は、加水率（麺に含まれる水分の割合）により、弾力や食感が異なります。
パスタもゆで時間を調整することで、加水率をコントロールして、ラーメンに似た食感を得ることが可能です。
調理方法の多様性
四つ目は、調理方法の多様性です。パスタは、さまざまなソースやスープに合わせられます。
同様に、パスタを使用してラーメン風のスープと組み合わせることで、ラーメンの風味を再現できます。
また、スープの味付けやトッピング次第では、パスタがラーメンとして十分に楽しめます。
これらの理由から、パスタを使ってラーメンを作ることが可能です。
パスタでラーメンは作れるのか？
パスタでラーメンを、作れる理由について紹介してきました。実際に、パスタでラーメンを作れるのでしょうか。
結論から言うと、パスタでラーメンを作れます。
ここでは、パスタでラーメンを作る際の材料や、調理手順について紹介していきます。
材料
パスタ
まず、パスタを用意します。たとえば、スパゲッティやフェットチーネなど、好みの種類のパスタを使用しましょう。
スープベース
ラーメンスープの風味を出すために、以下のようなものを用意します。
・鶏ガラスープや豚骨スープベース（市販のものを使用するか、自家製で作る）
・しょうゆ・みりん・酒・顆粒だし・塩・砂糖などで味付け
具材
・焼き豚（チャーシュー）や鶏肉、野菜（ネギ、キャベツ、もやし、メンマなど）
・卵（味付けした半熟卵がおすすめです）
・海苔、刻みネギ、唐辛子など（トッピング用）
調理手順
パスタをゆでる
まず、パスタをゆでます。パスタを指定された時間通りにゆで、アルデンテ（歯ごたえのある状態）に仕上げます。
スープを準備する
鍋にスープベースを入れて温めます。味を整えるために、しょうゆや調味料で調整しておきましょう。
具材を加える
ゆでたパスタをスープに加えて、具材を入れます。具材は、事前に調理しておくと効率良くできます。
仕上げ
最後に、仕上げです。お皿に盛り付けて、トッピングの海苔や刻みネギ。さらに、半熟卵などを加えて完成です。
パスタの麺では、形状や食感が異なるため、通常のラーメンとは違った味わいになるかもしれませんが、新しい食体験を楽しめるでしょう。
ラーメン使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、ラーメンに使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
MTIプロガスト アルミ寸胴鍋 24cm
電気ゆで麺器 TEU-85DAW
EBM オールステンレス ブラスト加工 和食レードル 穴明
まとめ
今回は、ラーメンとパスタの麺の違いについて。パスタでラーメンは作れるのか紹介してきました。
ラーメンとパスタの麺の違いとして、製造方法の違いや、風味と食感の違いなどがあげられます。
原料が似ていることや、ゆで方と形状の応用などにより、パスタでラーメンを作れるため、ぜひ一度パスタの麺で作ってみてはいかがでしょうか。
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