今や、街を歩けばたくさんのラーメン店が溢れています。日本食といえば「ラーメン」と思い浮かぶのではないでしょうか。
その中でも、とても人気のあるラーメンは「塩ラーメン」です。とんこつやしょうゆといったラーメンもありますが、塩系も美味しいと思っている方がいるのではないでしょうか。
それほど人気のあるラーメン店ですが、毎年新しいラーメン店がたくさん生まれては閉店してしまうお店もあります。
飲食店業界での生き残りが激しいラーメン店においてメニューの作成は重要です。
今回は塩系でラーメンを開業したい人必見。美味しい塩系ラーメンの作り方について紹介していきます。
塩系メインで開業を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
塩ラーメンとは?
塩ラーメンとはいったいどのようなラーメンなのでしょうか。塩ラーメンとは、タレに塩を使用して、鶏ガラや豚骨から採取したダシと合わせたスープです。
また、あっさりやさっぱりとした手軽な味として有名です。
塩ラーメンは、ダシを強く煮出していないことから、スープは透き通った透明になっています。そして、見た目や味も上品なラーメンです。
しょうゆや味噌のように味が強くコクを感じやすい調味料を使用しておらず、とても簡易的であり、おいしい塩ラーメンを作るのは難しいのです。
近年では、とんこつなどの味が濃いラーメン屋の店舗拡大が多くなってきており、ラーメンは「重たい」という雰囲気になっています。
しかし、さっぱりしていてヘルシーな塩ラーメンは、大人になってから好む人や女性客から好まれることが多いようです。
塩ラーメンは、あっさりしており食べやすいラーメンだとわかります。
塩ラーメンの歴史
塩ラーメンはいつ生まれたのでしょうか。日本のラーメンの歴史は、1884年から北海道の函館「養和軒(ようわけん)」で提供されていた南京そばから始まったのではないかと言い伝えられています。
そして、南京そばが塩ラーメンなのではないかと言い伝えられており、南京そばが
北海道の3大ご当地ラーメンの1つとして函館ラーメンの元祖とされています。
日本全国に塩ラーメンの存在と味を広めることに一役買ったのが、サンヨー食品株式会社の袋麺である「サッポロ一番」です。
1966年にしょうゆ味を初めて販売して、その後、みそラーメンや塩ラーメンを次々と発売しました。
「サッポロ一番」が日本で初めてインスタント麺業界でトップの座を獲得します。
それまでは、しょうゆ味が一般的な「中華そば」でした。ラーメンが各地域に広まるにつれて、豊富な味の種類があることを日本人に広めたのが、インスタントラーメンであったと言われています。
今日では、全国各地のご当地ラーメンを近所のラーメン店で楽しめます。
さっぱりした味わいの塩ラーメンは、食欲があまりない場合や酒を飲んだ後の締めの一杯に最適な味わいです。
美味しい塩系ラーメンの作り方
ここでは美味しい塩系ラーメンの作り方を紹介していきます。塩ラーメンは容易に作れるラーメンであり、深い味わいが特徴で自宅でも簡単に作れます。チャットGTPに聞いてみたところ、以下の材料・作り方を教えてもらいました。
材料
スープ
鶏ガラスープの素:1リットル
水:1リットル
昆布:10cm四方1枚
乾燥しいたけ:2個
にんにく:1片(薄切り)
生姜:1片(薄切り)
長ネギの青い部分:1本分
タレ
塩:大さじ1
醤油:小さじ1
みりん:小さじ1
酒:大さじ1
具材
チャーシュー(豚バラ肉):適量
メンマ:適量
ねぎ(白髪ねぎや刻みねぎ):適量
ゆで卵(半熟卵):1個
ほうれん草:適量
焼き海苔:1枚
ラーメン麺(生麺):2玉
作り方
スープの準備
初めに、大きな鍋に水を入れて、昆布・乾燥しいたけ・にんにく・生姜・長ネギの青い部分を加え、中火で加熱します。
その後、沸騰直前に昆布を取り出し、さらに20分ほど煮込み、スープを濾して、透明なスープのみを残します。
タレの準備
タレの準備として、他の小鍋に塩・しょうゆ・みりん・酒を加え、弱火で加熱して塩を完全に溶かします。
ラーメンの準備
生麺を袋の指示に沿って茹でます。茹で上がったらしっかりと水を切りましょう。
盛り付け
盛り付けは、大きな丼に準備したタレを入れ、濾したスープを注ぎます。
その後、麺を加え、お好みの具材(チャーシュー、メンマ、ねぎ、ほうれん草、焼き海苔、ゆで卵)をトッピングします。
仕上げ
最後に仕上げです。最後にスープの味を確認して、塩加減を調整します。必要であれば少量の塩を追加しましょう。
これで自宅でも簡単に作れる美味しい塩系ラーメンの完成です。ラーメン店でのレシピにも有効に活用できます。
また、自宅で作ることで、塩加減や具材を自分好みにアレンジできますので、ぜひ試してみてください。
いくらあれば開業できる?
これからラーメンを開業する人で、「いくらの資金があれば開業できるの?」と思う方がいるかもしれません。
開業するお店の規模や立地で資金は人それぞれ異なりますが、ラーメン屋における開業資金は約1,000万円と言われています。
ラーメン屋における開業資金の相場も1,000万円と言われていますが、開業資金の平均や相場は変動することが考えられます。
たとえば、日本政策金融公庫総合研究所の調査によると、開業費用の平均値は1,077万円。中央値は550万円という結果になっています。
(出典元:「2022年新規開業実態調査」)
研究所の調査結果を参考にした際、ラーメン屋における開業資金の平均も1,000万円になることが考えられます。
しかし、この調査結果は業種全体の調査結果に過ぎません。飲食業に限った調査結果ではなく、「飲食店・宿泊業」を合わせた割合で算出しているため10.1%となります。
そのため、人によっては開業資金が1,000万円以上になることもあれば、1,000万円以下で抑えられる場合もあります。
近年における物価の上昇や生活習慣の変化により、開業資金の平均や相場は変動することが考えられます。
また、ラーメン屋の開業資金の平均が1,000万円というのは参考程度にしておき、実際の開業資金はお店の規模や立地等の希望条件次第となることを踏まえ考えておきましょう。
まとめ
今回は塩系でラーメンを開業したい人必見。美味しい塩系ラーメンの作り方について紹介してきました。
塩系でラーメンを開業したい場合、さっぱりした味わいとお酒との相性がよいコクや旨みを引き出すラーメンを提供する必要があります。
美味しい塩ラーメンの作り方も紹介しているので、塩系でラーメン開業したい人はぜひ参考にしてみてください。