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テンポス発信のグルメニュースから2024年下半期を大予想!
街中では外国人観光客を目にすることが増え、6月からは電気料金の大幅値上げと、日々の生活で円安や物価高騰を身近に感じるようになってきました。
そんな中、外食業界もデリバリーやテイクアウトの需要増加や店舗における体験価値の重要性が高まるなど、変化しつつあります。
そんな2024年の下半期トレンドグルメを予想したいと思います。
あくまで個人的な予想ですので、当たらなくてもご容赦ください。2025年1月にまたこの記事を振り返ってみたいと思います!
ゴーラー続出!?今年も引き続き「かき氷」がブーム!
2024年は地球温暖化に加えエルニーニョ現象の影響で全国的に気温が高くなり、昨年に匹敵する猛暑が予想されています。
そんな暑い夏を乗り切るための定番デザートといえば、かき氷です。
かき氷は平安時代に清少納言が枕草子に「けづりひ(削り氷)」と記したのが最初だといわれています。
昭和に入ると家庭用のかき氷機が普及し、庶民に親しまれるようになりました。
平成に入ると韓国発のあんこが乗ったパッピンスと呼ばれるかき氷や、台湾発のマンゴーやタピオカの乗ったかき氷もブームとなり、かき氷ファンを「ゴーラー」と呼ぶなど根強い人気があります。
最近ではシンプルなシロップをかけたものではなく、日本酒をかけたかき氷や野菜やお肉、お総菜などを乗せた「おかず系かき氷」まで登場し、かき氷=甘いといった概念まで変化をもたらしています。
形を変え、長年愛されてきたかき氷は今年も流行るのではないでしょうか。
そんなかき氷は光熱費が抑えられるため原価が安く、ここ数年、居酒屋、ラーメン店、焼き肉屋など様々なお店で提供されています。
どんなお店でも簡単に始められるメニューですが、アレンジの幅が広く独自のメニューとして取り入れることが可能です。
夏直前には注文が殺到し納期が遅れる可能性があるので、お早めにチェックしてくださいね!
デリバリーの次はテイクアウトグルメ!
コロナ禍で急増したデリバリーやテイクアウトは、引き続き需要があると見込まれます。配達料の値上がりを踏まえ、テイクアウトできるグルメがより一層人気になるでしょう。
日本の象徴である桜のシーズンには訪日客が史上初の300万人を超え、今年も大きな経済効果を与えました。(参照:日本政府観光局)
テイクアウトの導入はメリットたくさん!
まず挙げられるのは、客数と単価のアップです。座席数や回転数を気にすることなく売上を増やすことができます。食べ終えた食器等を洗う必要もなく、人件費も抑えることができます。
使い捨てになるため、地球環境に配慮しエコバンブーを使用した容器を多く取り扱っております。
さらに、事前注文が可能であれば深刻化するフードロスやアイドルタイムの削減につながります。
「美」を意識したメニュー!ヘルシー・美容向けのサラダに注目!!
動物性食品を一切食べない「ヴィーガン」と呼ばれる人が世界中で増えています。背景には、人間がつくりだした環境破壊や動物虐待など、様々な問題が原因となっています。
菜食人口の多い国では、ヴィーガン対応のメニューは一般的ですが、日本での認知度はまだこれからといったところです。
ヴィーガンの人々も口にすることができるサラダは専門店も人気になっている昨今、インバウンド需要に適しているでしょう。
ヴィーガン料理で栄養は摂れる?
人にも動物にも地球にも優しいとして人口が増えているヴィーガンですが、肉や魚を全く食べないのは、かえって健康に良くないのではないかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、ヴィーガン料理が健康に良いとは言えないという声も挙がっています。
ホールフーズのCEOが、「(大豆などで作った)ベジミートは、環境には良いけど体には良くない」と発言したのです。ホールフーズは、自然食品やベジタリアン食品などを扱う大手スーパーで、CEOであるジョン・マッキー自身も20年にわたってヴィーガンを貫いています。これはヴィーガンにとっても衝撃的な発言でした。
また、多くの栄養士も「かなり加工されているベジミートなどの食品は、必ずしも健康的というわけではない」という発言をしているそうです。
脳に影響を与える「コリン」
食に関わる様々な人の衝撃的な発言に加え、「ヴィーガン食では脳が必要とする栄養素を十分補えない」という主旨の論文が発表されました。コリンは、神経細胞同士の通信を助け、肝機能や脳の発達、筋運動、代謝などに欠かせない栄養素です。肝臓で作られていますが、それだけでは足りないため、食事で補う必要があるのです。
コリンを含む主な食品は、牛肉や卵、魚、鶏肉、ナッツ、ブロッコリーなどです。含有量を比較すると、植物性食物よりも動物性食物に多く含まれているため、ヴィーガン食では必要なコリンを補えないという論文が発表されたのです。
ヴィーガンは、摂取量を厳密にチェックしながら必要な栄養素を摂取する必要があります。
ヴィーガン料理に最適!高タンパク質食材
タンパク質も、ヴィーガンが摂取不足に陥りやすいと言われている栄養素の一つです。ヴィーガン食でも十分にタンパク異質を摂取できる食材をご紹介します。ヴィーガンメニューを開発する際は、これらの食材を使用して高タンパクなヴィーガン料理を提供しましょう!
○キヌア
ほとんどの穀物には、少量のタンパク質が含まれていますが、キヌアには1カップあたり8グラム以上ものタンパク質が含まれています!火が通りやすく、スープからサラダまで幅広い料理に使える万能食材です。
○テフ
テフはスーパーフードとして注目を集めている植物です。タンパク質の他に、鉄分も多く含んでいます。
○ひよこ豆
脂肪が少なく、タンパク質が多いのがひよこ豆の特徴です。サラダに加えたりローストしたりと、料理法も様々です。
○豆腐
豆腐などの大豆製品は、製造法によってタンパク質含有量が異なります。柔らかい絹ごしどうふよりも、木綿豆腐の方がタンパク質が豊富です。
○豆乳
他の植物由来のタンパク質とは異なり、大豆はすべての必須アミノ酸を含んでいます。大豆を丸ごと摂取できる豆乳は栄養価の高い食品です。
○その他豆類
ヴィーガンを実践している人たちは、タンパク質の供給源として様々な豆類を活用しています。豆類には、必須アミノ酸であるリジンも含まれており、体内の脂肪酸をエネルギーに変換してくれるのだそうです。また、コレステロール値を下げ、カルシウムの吸収を促進し、健康な骨を作ってくれる働きもあります。特に白豆は、タンパク質や鉄分、食物繊維、カルシウムが豊富でヴィーガン食でなくても健康の良い食事を摂りたい時に最適です!
○カムット小麦
古代小麦として知られるカムット(カムート)は、一般的な小麦よりもタンパク質含有量が30%多く、食物繊維とマグネシウムが豊富です。高血圧のリスクを軽減するナイアシンも含まれています。
○カボチャの種
一握りのカボチャの種を毎日食べることで、タンパク質やアミノ酸、ミネラル、食物繊維、ビタミン、複合炭水化物など、必須栄養素を簡単に摂取できるそうです。
○ナッツバター
ピーナッツやアーモンドなどをすり潰して作られるナッツバターは、タンパク質、カリウム、食物繊維などを多く含む食材です。商品によっては添加物を含むものもあるので注意が必要です。
○チアシード
チアシードもスーパーフードとして人気を集める食材の一つです。カリウムがたっぷり詰まっているチアシードには、ほうれん草の3倍の鉄分と必須脂肪酸が豊富に含まれているそうです。
○そば粉
そば粉は、タンパク質を豊富に含むだけでなく、グルテンフリーの食材としても有名です。小麦粉の代替品としてよく使用されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
変化の大きい外食業界ではトレンドを抑えることはが顧客を掴む大きなカギとなります。
2024年下半期に向けて、新しいアイディアを取り入れつつ、あなたらしいお店を作りましょう!