今や日本の国民食と言っても過言ではないラーメン。夢はラーメン店の店長という人もいるのかもしれません。
近年では、外国人観光客の足並みも増えており、飲食店業界はにぎやかになっています。しかし、ご存じの人もいると思います。飲食店であるラーメン屋の開業は、非常にリスクが大きく開業したとしても儲かる保証はどこにもありません。
ラーメン店をいざ開業してみると、どのような能力が求められるのでしょうか。今回はラーメン店を開業するうえで、儲かるお店を作りたい人必見。開業するメリットについて紹介していきます。
これから開業を考えていて、儲かりたい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
フランチャイズとして開業すれば儲かる?
ラーメン屋をフランチャイズで開業した場合、儲かるのでしょうか。「そもそもフランチャイズとは?」と思ったかもしれません。
フランチャイズとは、本部の所有している商標から販売。経営ノウハウ等を加盟店に与えるかわりに、企業ブランドや商品の対価として、加盟しているお店が本部に支払うシステムです。
そのため、未経験であっても開業しやすい点があります。ラーメン店は競争が激しく、閉店が目立つのも気になるのではないでしょうか。しかし、フランチャイズで開業することで、儲かるお店に成長させることは十分可能です。
フランチャイズ展開によるラーメン屋の現状について詳しくみていきましょう。
いまや「日本の国民食」ともいわれるラーメンですが、提供しているラーメン店は平成28年時点で全国に18,041店。その市場規模はおよそ6,019億円となっています。(出典元:「令和3年経済センサス」総務省統計局)
そのうち展開しているものを調べてみると、2021年の段階で95のチェーン。4,501店舗、売り上げが2,081億円です。ラーメン業界でみると3分の1がチェーン店であることがわかります。業界全体としても店舗間の競争が激しいといえるでしょう。
(出典元:「JFAフランチャイズチェーン統計調査」報告)
コロナ禍であってもロードサイド店舗は堅調でした。ロードサイド店舗とは、幹線道路等の、通行量の多い道路の沿線において、車やバイクのアクセスが主たる集客方法である店舗を指します。
コロナ禍で滞在時間も短くなり、居酒屋などの飲食店に比べると回復が早く、他の飲食店にはない魅力的な部分があるのです。
ラーメン店でいうと有名店で修業から独立というルートが一般的ですが、有名チェーンにフランチャイズとして加盟するという独立方法もあると覚えておきましょう。
フランチャイズが儲かる理由とは?
フランチャイズとして加盟したお店が儲かる理由はなにがあげられるのでしょうか。儲かる理由として以下のことがあげられます。
・スタッフのサポートが手厚い
・仕入れ費用が抑えられる
・ラーメン店に適した施設になっている
・ブランド力で集客が見込める
・集客施策の効果が得られる
それぞれ詳しくみていきましょう。
スタッフのサポートが手厚い
一つ目は、スタッフのサポートが手厚いことです。フランチャイズとして加盟することで、近年問題としてあげられる人材不足についても本部からのサポートや採用ノウハウが受けられるため手厚いサポートになっています。
自営店に比べてフランチャイズのブランド力で求人広告も目立つため、応募されやすいという点もあります。人手不足により開業できないことや回転数をあげられないという事態を防げるのです。
仕入れ費用が抑えられる
二つ目は、仕入れ費用が抑えられることです。ラーメン店はスペースが狭いことやお客様の滞在時間が短い分、サービス料を上乗せできないため、他店舗と比較して食材の原価が高くなってしまうのです。
しかし、フランチャイズであれば本部から仕入れのルートがあらかじめ決まっており効率的にスケールが得られるため、クオリティに対しての原価を抑えられます。
ラーメン店で使用する食材は麺やスープといった固定されていることが多いため、店頭で効率的に調理しやすい状態で仕入れることが可能です。
フランチャイズでは無駄がない費用を抑えた仕入れが可能で、儲かるラーメン店に近づけるでしょう。
ラーメン店に適した施設になっている
三つ目は、ラーメン店に適した施設になっていることです。本部は店舗施設の段階から、店舗の施設やキッチン設備の配置についての専門的な知識や技術を提供してくれます。
ラーメンを決められた時間内で品質をこだわり提供するため、効率的な作業を行うための、スタッフの動きを考慮して作成してくれるのです。
また、お店を運営していく中で適切な人員配置や快適な店内環境を作るためにどうしたらよいかの知識も熟知しています。
店舗設計に関する指示やアドバイスがもらえるため、自身の知識が不十分であってもラーメン店に適した店舗設計になること間違いありません。
ブランド力で集客が集まる
四つ目は、ブランド力で集客が集まることです。ブランド力というのは、非常に大きな武器になります。
本部のブランド力やネームバリューにより、開業時から多くの集客が集まるでしょう。自営店であれば「どのような味なのかわからない」「口コミで判断したい」という意見もあるのではないでしょうか。
しかし、チェーン店であれば「聞いたことがあるため、行ってみたい」「SNSでも話題で気になっている」という顧客の声が多いものです。
低価格で楽しめるラーメンは、新規顧客の獲得に有利です。さらに、既に認識されているネームバリューと味で顧客は安心感を持って来店しやすくなります。
数多く存在するラーメン店の中で、ブランド力は特に大きな集客力です。オープン時から集客が見込めると早くから収益化でき、開業時に投資した費用の回収ができます。
ブランド力を利用するのもフランチャイズとしてはよい方法です。
集客施策の効果が得られる
五つ目は、集客施策の効果が得られることです。本部が集客施策をしてくれるとなると集客獲得の効果が得られます。
チラシやクーポン券。デザイン・印刷や公式アプリの提供など、自営店ではなかなかできないようなマーケティング業務に費用をかけて宣伝してくれます。
宣伝活動において大きなメリットが得られるため、効率的な集客施策となるのです。
ラーメン店を開業するメリットとは?
ラーメン店を開業するメリットはなにがあげられるのでしょうか。ラーメン店を開業するメリットは、自分の思い通りの店を作れることがもっとも重要なのではないでしょうか。
内装からメニュー表まで、お店の外装・内装と自由に作れます。誰にも縛られることなく、自分の理想通りのお店を作れます。
ラーメン店で働いているだけでは、自分の理想のお店を作ることは出来ませんが、オーナーとして開業すれば、思い描いた通りのラーメン店を仕事にできるのです。
ラーメン店開業を夢見る人にとって、とても幸せなのではないでしょうか。
まとめ
今回はラーメン店を開業するうえで、儲かるお店を作りたい人必見。開業するメリットについて紹介してきました。
フランチャイズとして加盟することで、長い目でみるとブランド力で集客が見込め、結果的には儲かるお店になるでしょう。