飲食店売却の相場はいくら?閉店の流れ・必要な手続き・許可申請も徹底解説!再開業の流れも含めて解説!

出店・開業

「残念だけど飲食店を閉店することになったので、売却したいけどいくら必要かわからない」「飲食店売却にあたり契約するまでの流れを知りたい」という方は多いのではないでしょうか。中でも、飲食店を売却する際の大きなポイントである金銭面について不安もっている方は多いと思います。

売却金額に「正解」はありませんが、「少しでも高く売却したい。」と皆さん思っているはずです。飲食店を売却後に、「意外と安く売却してしまった。」と後悔されないためにも、売却時は適切な相場を把握したうえで、売却契約を完了させましょう!

ここでは、本記事は飲食店閉店時に必要となる飲食店売却の相場について解説し、さらには、飲食店の閉店手続きについて、準備や方法などのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

さらには「意外と」ニーズが高い、飲食店を再出店したり業態を変えたりする際に必要となる、資金額の相場や開業までの流れについても解説します。

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目次

あなたは知っている?飲食店売却の相場

飲食店の売却相場は、さまざまな要因によって大きく異なることがあります。飲食店の価値は、場所、店舗の規模、収益性、業態、設備、評判など多くの要素に影響を受けます。以下は、飲食店の売却価格に影響を与える主要な要因です。

場所

不動産の場所は、飲食店の価値に大きく影響します。繁華街や観光地にある場合、価値が高くなる傾向があります。地理的な要因や競合他社の存在も考慮に入れる必要があります。

収益性

飲食店の収益性は、売却価格に直接影響します。安定した収益を上げる店舗は、高い評価を受けることがあります。過去の財務データや利益率は、価格交渉の際に重要な要素です。

業態

飲食店の業態やコンセプトも価格に影響を与えます。高級レストラン、ファーストフード店、カフェなど、異なる業態は異なる売却価格帯があります。

設備と状態

店舗の内外装や設備の状態も重要です。新しい設備や改装が施されている場合、評価が高まる可能性があります。

顧客の評判

顧客の評判や評価も考慮されます。良い評判を持つ店舗は、通常高い価値が付きます。逆に、悪い評判や健康衛生の問題がある場合、価値が低くなる可能性があります。

競合状況

同業他社や競合店舗の存在も価格に影響します。競合が激しい地域では、価格が下がる可能性があります。

売却の理由

売却の理由も価格に影響を与えることがあります。急な売却や経営状況の悪化による売却は、価格に圧力をかけることがあります。

したがって、飲食店の売却相場を正確に把握するには、不動産エージェントや専門家と協力し、詳細な査定を行うことが重要です。また、地域や市場の動向も考慮に入れることが必要です。

飲食店売却の平均費用と料金相場の内訳

飲食店の売却方法は「居抜き」「M&A」の2つに分かれます。「居抜き」の場合は、立地や広さ、路面店であるかどうかなどの店舗条件で価格が決まると言われています。「M&A」は、純資産額や営業利益、キャッシュフローなどの財務状況が価格に大きく影響すると言われています。

1.居抜きの場合

例えば、都内の居抜き物件の譲渡価格は、20坪程度の店舗で50~300万円程度が目安と言われています。

居抜き物件は立地条件に左右されること多く、例えば繁華街の路面店であれば高値で売却できるというケースがあります。同じエリアでも幹線道路から外れていると評価が下がる場合もあり、様々な条件によって変動します。

2.M&Aの場合

飲食店M&Aの場合、100万~250万円程度が目安と言われています。

例えば、初めて飲食店を開業する場合、500~600万円程度の資金が必要といわれていることと比べると、M&Aによる新規参入のほうが金額面のメリットは大きいと言えます。

また、M&Aの売却方法は株式譲渡事業譲渡の大きく2つに分かれます。

株式譲渡の場合は、オーナーが保有する株式を譲渡し、経営権が移転するため、資産と負債のすべてが承継されますが、事業譲渡の場合は、事業のみが譲渡されますので、経営権は移転せず、資産と負債の一部が承継されます。

株式譲渡は、経営権が移転するため、賃貸借契約や雇用契約もすべて引き継がれますが、事業譲渡は、契約先が譲受企業へと変更になるため、再度契約する必要がありますので、事業譲渡の方が手続きは煩雑になるでしょう。

WEBサイトでの情報探しと同時に、出店エリア付近の不動産会社に直接出向くようにしましょう。
その際は、貸店舗物件を多く取り扱っている不動産会社を選ぶこともポイントです。
ネットには出回っていない非公開物件として紹介してもらえる場合もあります。

また、不動産会社の方から、飲食店売却に有益な情報を聞いたり、アドバイスをもらったりできる可能性もあります。

3.「居抜き」と「M&A」のメリット・デメリットは?

「居抜き」と「M&A」は、ビジネスにおける異なる戦略的アプローチです。以下にそれぞれのメリットとデメリットを説明します。

居抜きのメリット

早期開業:既存の店舗や施設を居抜きで借りることにより、新しいビジネスを迅速に開始できます。新しく建設するよりも時間と手間を節約できます。

顧客ベースの引継ぎ:居抜きの場合、既存の店舗や施設には既に一定の顧客ベースが存在している可能性が高いため、新しいビジネスを開始する際にその顧客を引き継ぐことができます。

設備・備品の利用:既存の設備や備品を利用できるため、初期投資を最小限に抑えることができます。

居抜きのデメリット

選択肢の制限:居抜きの場合、特定の場所や施設に依存することがあり、他の場所や施設を選択する柔軟性が制限されることがあります。

状態の問題:既存の店舗や施設の状態が良くない場合、修復や改装に多くの時間と費用がかかることがあります。

M&Aのメリット

拡大と成長:M&Aは企業の規模を拡大し、市場での存在感を増加させるための効果的な方法です。

専門知識と資源の統合:買収した企業が持っている専門知識や資源を利用できます。これにより、競争力を高めたり、新たな市場に進出したりすることができます。

顧客ベースの統合:M&Aにより、異なる企業の顧客ベースを統合できます。これはクロスセリングや新たなビジネス機会を創出する可能性を提供します。

M&Aのデメリット

文化の衝突:異なる企業文化が衝突する可能性があり、統合プロセスが難しいことがあります。

費用とリスク:M&Aは高い費用とリスクを伴う場合があり、失敗すると大きな損失を被る可能性があります。

法的・規制的な問題:M&Aは法的および規制上の問題を伴うことがあり、これらを解決するための時間とリソースが必要です。

どちらの戦略を選択するかは、ビジネスの状況や目標に依存します。「居抜き」は比較的リスクが低く、迅速に開業できますが、「M&A」は成長や市場進出に向けた大規模な機会を提供しますが、リスクが高いことを理解しておく必要があります。

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今回は、さらに、飲食店閉店にあたり、「飲食店の閉店方法・必要な手続き・許可申請」について深堀し、最後に「これはありがたい。」と思っていただける、閉店時に必要な手続き・許可一覧をダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

忘れると閉店できない?!飲食店を開業する上で必要な届け出

ここでは、飲食店を閉店する上で必要な届け出を紹介していきます。業態や提供するものによって必要なものが異なるので、自分の店舗には何が必要なのか予め確認しておきましょう。
届け出先は自治体により異なり内容が変わってきますので、詳細は各自治体にお問い合わせください。

原状回復工事の手配、居抜き売却の手配

現在の物件が賃貸である場合には管理会社、大家さん、デベロッパーへ解約の告知をおこなわないといけません。また賃貸借契約書などに原状回復義務がある場合は、自信で費用をかけて元に戻す必要があります。また、居抜きで売却するという方法もありますが、大家さんから居抜き売却はNGが出る可能性もあるので注意をしましょう。

行政機関などへ届け出を提出する

飲食店を閉店するのに各届け出で必要な行政機関は、保健所、警察署、税務署、消防署、公共機関(電気・水道・ガス)などが挙げられます。

業態や保険の加入状況ごとに契約した書類が異なりますので、開業時何の書類を提出したか、また契約したところはどこかを確認しましょう。

届け出が必要な機関

保健所

所轄の保健所へ「廃業届」を提出し、「飲食店営業許可書」も返納しなければなりません。
提出期限は廃業日してから10日以内に提出しておくとスムーズに進みます。
届け出は各地域の保健所ホームページから入手できます。

警察署

「深夜酒類提供飲食店営業開始届出書」を提出している店舗は、所轄の警察署に廃止事由を記した「廃止届出書」を提出する必要があり、期間は廃業日から10日以内に提出しなければいけません。

「風俗営業許可証」を取得している場合には、「返納理由書」と一緒に所轄の警察署へ営業許可書を返納なければなりません。
これらは、廃業したらすぐに返納することが求められており、廃業日から10日以内に返納しましょう。

これらの詳しい内容は、所轄の警察署にて確認をしてください。

税務署・税事務所

「個人事業の開業・廃業等届出書」を、所轄の税務署へ廃業日から1ヶ月以内に提出てください。

都道府県税事務所へも廃業を届け出る必要がありますが、届出書の名称や提出期限は都道府県によって異なりますので、一度所轄の税事務所に問い合わせましょう。

また、「給与支払い事務所等の開設・移転・廃止届出書」は、営業廃止日から1ヶ月以内に提出し、消費税の課税事業者の場合は、すぐに「事業廃止届出書」を提出する必要があります。

詳しくは各自治体の税務署・税事務所のホームページを確認してください。

公共職業安定所

雇用保険に加入していた場合には、「雇用保険適用事業所廃止届」と、「雇用保険被保険者資格喪失届」および、「雇用保険被保険者離職証明書」を廃業の翌日から10日以内に提出してください。

公共職業安定所の窓口で取得するかホームページよりダウンロードして取得できますので確認してみましょう。

日本年金機構(年金事務所)

雇用保険や健康保険に加入していた場合には、「雇用保険適用事業所廃止届の事業主控」のコピーおよび「健康保険・厚生年金保険適用事業所全喪届」を廃業日から5日以内に提出する必要があります。

労働基準監督署

雇用保険、労災保険のいずれかの労働保険に加入している場合には、「労働保険確定保険料申告書」を事業の廃止又は終了の日から50日以内に提出しておきましょう。

公共機関(電気・水道・ガス)

契約解約日を電話で伝えまできるだけ早く解約をすることをおすすめします。
これらは良く忘れがちで、忘れてしまうと請求はストップせず、余計な料金を払い続けることになるのでご注意ください。

備品、厨房機器の買取、レンタル品返還

厨房機器や食器、家具など店舗備品の処分が必要になりますが、買取・引き取りが可能です。
工事にかかる費用やレンタル解約費用などの補填になる可能性が高いため、一度お見積りをおすすめいたします。
相談に費用がかからない事がほとんどなので気軽に相談しましょう。

取引先への閉店連絡

営業をしていた際に定期的な食材仕入れを契約していたら、あらかじめ取引先へ連絡をしておきましょう。また、レンタル中の備品等がある場合も同様に連絡をしておかないと、閉店後に請求書が届いてしまいますので、定期購買、レンタル中のものがないか確認をしましょう。

従業員へ解雇通知、転職先案内

従業員を雇っている場合は、閉店の30日以上前までに解雇通知をしましょう。30日に満たない場合は「解雇予告手当」の支払い義務が発生します。また、可能な範囲で次の転職先を勧めることも大切です。

テンポスでは閉店サポートは買取だけじゃない!?

テンポスでは機器や家具以外にも閉店サポートをおこなっており、買取以外のお手伝いもしています。
ここではその閉店サポートを紹介していきます。

会社を売却

飲食業界では人材不足の昨今、出店が非常に難しくなっており、出店意欲のある飲食店は従業員つきの物件、つまり会社ごと売ってくれるところを血眼になって探しております。

いままで営業してきた店舗をこのまま手放すのではなく、M&Aや事業譲渡といった手段もあり、テンポスではそんな会社の状況に応じて一番得できる売却の提案ができます。

居抜きで売却

厨房機器や内装を全テナントが営業していた状態で新しい買い主に売却譲渡する「居抜き譲渡」をする際、設備の中にリース品が含まれていないか、あったとしても残りのリース残高を生産する必要があるなど注意しなければなりません。

店舗売却の流れをはじめ、売却までにしなければならないことなどをテンポスがサポートしていきます。

スケルトン解体依頼

閉店後のテナントの引き渡しでスケルトン状態での原状回復が一般的です。

しかし、飲食店の営業をしてきたオーナーさんになかなか解体工事を手配するのがむずかしいですよね?
そんなときもテンポスにお任せください!

テンポスではスケルトンに解体工事に関する窓口が1つなので非常にスムーズ!
「現状復帰」・「内装」工事も承ります。同時に不用品も処分いたします。

どれくらいで売却できるかも相談可能

閉店を決意したけどこの後どうしたらいいか分からない、なるべくお金をかけず閉店したいけど方法が分からないという方は、迷ったらまずはテンポスへお問い合わせください。

まとめ(閉店について)

いかがでしたでしょうか。
このように、飲食店を閉店するには多数の届出や申請が必要になります。

業態や何を提供するかによって提出する届け出が異なるため、自分の店舗には何が必要なのか事前に確認をすることが重要なポイントになっていきます。

また、法改正により、必要な届け出や書類、提出先が変更する可能性もありますので、随時チェックをするようにしましょう。

提出先や提出期限も様々なので、注意をしながら余裕を持って取り組みましょう!
詳細は各届出先にお問合せください。

※閉店時に必要な項目が一目瞭然!すぐに分かる!!「閉店時に必要な手続き・許可一覧」を「無料」でダウンロードできます。

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また、テンポスドットコムでは、飲食店の閉店をされる方に向けて、閉店に必要な準備をお手伝い致します。

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飲食店を再出店したり、業態を変えたりする際に必要となる資金額の相場や開業までの流れ

ここからは、「意外と」ニーズが高い、飲食店を再出店したり業態を変えたりする際に必要となる資金額の相場や開業までの流れについても解説します。こんなお悩みはありませんか?

  • 物件探しに時間がかかっている。
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あなたは知っている?開業費用の相場

飲食店を開業する際の資金と聞いたときに、どれほどの資金額が必要とされると思いますか?

実は、飲食店の開業費の相場については、日本金融政策公庫という金融機関による2020年度の新規開業実態調査が行われています。調査結果によると2020年度は開業費用の平均額は989万円、開業時の資金調達額は平均で1194万円でした。

どちらの調査も日本金融政策公庫が始めて以来の最少額であり、年々開業資金は減少しつつあります。資金の調達先としては、金融機関からの融資が平均で825万円、自己資金が平均で266万円となっています。

参考:日本政策金融公庫2020年度新規開業実態調査

開業資金の内訳

開業資金の内訳に関しては、日本政策金融公庫が2012年に発行した「創業の手引き+」という資料に記述されています。

当時の開業資金の平均額883万円(不動産を購入した企業を除く)のうち、約40%が内外装工事費、約20%が機会・什器・備品費、約20%が運転資金、約17%がテナント貸借費として計上されています。

また、飲食店開業資金額の平均額1066万円(不動産を購入した企業を除く)のうち、約55%が金融機関からの融資、約30%が自己資金、約10%が親族からの資金となっています。

これで安心!資金調達の方法

前述したとおり、自己資金のみで飲食店の開業費用を賄うことは難しく、多くの人が金融機関から融資や助成金、補助金を利用して開業をしています。以下では、日本政策金融公庫から受けることができる融資について解説をします。

日本政策金融公庫から融資を受ける

日本政策金融公庫とは、新たな事業の創出や地域活性化を目的としており、中小企業や事業者などに向けて融資を行っている金融機関です。融資の他にも経営上の課題に対するコンサルティングや財務評価、情報の提供が行われています。

新規開業資金

新規開発資金では新たに事業を始める方や事業開始後7年以内の方を対象者としています。

特徴としては、「地域おこし協力隊の任期を終了していること」や「Uターンにより地方で新たに事業を始める方」を特別利率の条件としており、地域活性化に貢献できる事業者に向けた制度となっています。

女性、若者/シニア起業家支援資金

女性、若者/シニア企業家支援資金では事業開始後7年以内の女性の方や35歳未満か55歳以上の方を対象者としています。

特徴としては、名前の通り、女性やシニアの事業者に特化した融資制度であることが挙げられます。

新創業融資制度

新創業融資制度とは、新たに事業を始める方を対象として無担保で融資を受け取れる制度です。

過去の記事でも解説しているため、こちらをご覧ください。

【こちらもチェック】【最新版】いま、飲食店が使える補助金&助成金
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

実際の開業までの流れを解説!

前項では融資の種類や特徴について解説しました。以下では、開業までの流れの概要を解説します。

開業までの流れとは

大まかに事業計画書の作成、必要資金の調達、物件の契約、必要資格の取得をしてから飲食店を開業するという流れになります。

事業計画作成

事業計画書を作成する上で注意する点としては、事業の方向性が第3者に対して分かりやすく、かつ返済可能な現実的な事業計画として設定することです。事業におけるどの部分にどれだけ資金を使うかを細かく計画することで、実現可能な事業であると思わせることが重要です。

もちろん融資資金は事業計画書に記述した、資金用途のみに使用しなければならないため、注意が必要です。場合によっては、返金や融資を拒否されることもあるため、適切な事業計画書を提出しましょう。

物件契約

物件の契約は、「物件探し」→「内見」→「申込」→「審査」→「契約」といった流れになります。

特に重要なのは物件探しです。自身の事業計画と照らし合わせて、めぼしい物件を探し、経営予定時間の通行人数やターゲットとする顧客層などを加味しつつ、下見をする必要があります。

また、審査の際にはオーナーに事業計画書を提出しなければならない場合もあるため、事業計画をしっかり立ててから、申込みに進みましょう。

資格の取得

次に資格の取得についてです。
飲食店開業に必要な資格は、2つあります。

1つ目は食品衛生責任者と呼ばれるもので、食品衛生学などに関する講義を受講することによって、取得が可能です。

2つ目は防火管理者と呼ばれる資格です。こちらは、30名以上の収容人数の飲食店を開業する際に必要となります。

上記の2つの資格の他にも業種によって、取得していた方が良い資格もあります。自身の業種に応じて、取得できるものは取得してしまいましょう。

オープン

遂にオープンとなります。オープンしてからは当分、常連客の確保のために、力を入れていくことになるかと思います。SNSやホームページなどを作成して、効率良く情報発信していきましょう。

今すぐできる!開業資金を抑えるコツとは

最後に、今からでもできる開業資金を抑える方法について解説します。

開業資金を抑える方法

開業資金を抑えるにあたって、重要なことは、自身にとって妥協できる点と妥協できない点を明確にして事業計画をたてることです。以下では、開業資金を削減できる5つの要素を紹介します。

事業計画の見直し

まず初めに、事業計画の見直しです。開業費が高くなる理由の一つとして、適切な事業計画が建てられていないということが挙げられます。

1つ1つが事業を始める上で本当に必要なものであるかを再検討することで、開業費を節約できます。自分自身ではどこに無駄があるか、分からないことも多いため、第3者に見てもらうことをお勧めします。

中古品の導入

次に中古品の導入についてです。開業費の中で金額を抑えやすい部分です
テンポスドットコムでは中古の厨房機器を多数取り扱っています。
新品に対してこだわりがない場合は、一度中古のものと新品のものを比較してみるのも良いかもしれません。

物件の選び方

物件を契約するにあたって必要な資金は物件取得費用と言われています。

物件取得費用は居抜き物件にするかスケルトン物件にするかで大きく変わってきます。

居抜き物件とは、前の利用者の設備を残したままの物件を指し、スケルトン物件とは建物の内装と外装を除いた躯体だけの物件を指します。

当然スケルトン物件の方が内装外装工事をする必要があるため、費用がかさみます。物件取得費用を削減したい場合は、居抜き物件を契約しましょう。

居抜き物件での開業について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

DIYで改装

DIYとは「Do it yourself」の略称で、自ら物を作ることを指します。
自身で作成するため、スケルトン物件の場合でも、内装外装費を節約することができます。
また、自分の好きなように店舗をアレンジすることができるため、オリジナリティ溢れる見た目にすることも可能でしょう。

DIY内装工事のご相談はこちら

補助金の利用

各自治体によって、開業後の家賃を負担してくれる制度や、新規開業者の資金的な援助など様々な制度があります。各自治体のHPなどを確認して、利用できるものは利用しましょう。

【人気の記事】飲食店必見!どうする?インボイス~制度概要やメリット・デメリット、申請方法、注意点を紹介~
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

まとめ(再開業時について)

開業費の内訳と飲食店開業の流れの概要について解説しましたが、いかがだったでしょうか。

まとめとして、開業資金の内訳としては、内装外装の工事費用が最も高く、次いで厨房機器などの設備資金が高く、平均で1000万近い開業資金が必要となります。そのため、多くの新規開業者は金融機関から融資をもらうことが多いです。

融資金額も大事ですが、それだけに頼らずに、自身でできる事業計画の見直しや中古品の導入などを検討して、無理のない事業計画を立てていきましょう。

下記URLでは、飲食店の開業にあたり、「開業の資金の相場と流れ」について深堀し、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる飲食店開業時に必要な届け出の連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。
合わせてチェックしてみてください。

※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!全国10地区版の「飲食店開業時に届け出が必要な連絡先に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

ダウンロードは下記10地区のご希望の記事リンクをクリックし、該当記事上部からダウンロードしてください。

【北海道地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
https://www.tenpos.com/foodmedia/management/8982/

【東北地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
https://www.tenpos.com/foodmedia/management/9307/

【関東地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
https://www.tenpos.com/foodmedia/management/8805/

【甲信越地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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【北陸地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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【東海地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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【近畿地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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【中国地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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【四国地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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【九州・沖縄地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
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