飲食店では新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けています。アルコール消毒やパーテーションを設ける以外にお客様との接触する機会を軽減することに取り組んでいる店舗も増えてきています。その中でも接触をさらに減らし、より安全に営業するためにおすすめの手段が「非接触型の電子メニュー」です。
目次
飲食店に導入され始めている電子メニューとは?
デジタル化が進む中で飲食店のメニュー表も紙媒体の代わりにデジタル媒体を導入しているお店も増えてきています。
電子メニューには種類が2つあります。今回はコロナ禍の中で特に注目を浴びている非接触接客タイプのQRコードについて詳しく見ていきましょう。
電子メニューの種類
タブレット
モバイルオーダーを導入しているタブレット端末を用います。
従業員を呼ばずにメニューを見て簡単に注文ができます。また今まで頼んだ商品の合計金額と履歴の確認やお会計を頼むこともできます。
QRコード
紙メニューの画像と料理画像のデータを製作会社に送付することで、電子メニューが閲覧できるデータとQRコードを提供されるのでそれを各テーブルに貼るだけで簡単に導入ができます。
読み込んでもらう時もお客様の端末で見ることができ、モバイルオーダーと組み合わせれば注文もスムーズにできるので作業効率も上がります。
QRコードのメリット・デメリット
QRコードを入れることで多くのメリットを得ることができますが、デメリットもいくつか出てきてしまいます。そこで今から電子メニューを導入するにあたってのメリットとデメリットを見ていきます。
メリット
飲食店のメニュー表を紙媒体からタブレット等で見ることができるデジタル媒体にすることで経費の削減を見込むことができます。
また昨年11月に飲食店リサーチが調査した結果、6.4%の飲食店がコロナをきっかけに電子メニューを導入していることがわかりました。割合が低い数値に見えますが、モバイルオーダーが3.1%なのに対し、2倍の数値となっているため今後のさらなる需要を見込むことができます。
参考サイト:https://japan.zdnet.com/release/30508994/
業務効率が上がる!
QRコードの場合、セルフオーダーにすることも可能なのでスタッフを呼ばなくても注文することができます。忙しい飲食店の場合、注文するたびにスタッフを呼ぶと時間がかかってしまいます。
セルフオーダーではホールスタッフが直接注文を聞きにいく必要がないので、その分他の業務に専念できて効率的です。
外国語にも対応できる!
QRコードは外国語に対応しています。
飲食店に設置されているタブレット端末を用いたセルフオーダーのサービスでも外国語に対応していることが多いです。
しかし、QRコードはお客様の端末で読み込むので多くの言語に対応することができます。
外国人のお客様が多い場合、コミュニケーションをとるための言語が必要になりますし、スタッフの教育や採用が大変になりますよね。
もし外国語に対応している電子メニューを用いれば、外国のお客様でもスムーズに注文することができます。
また効率を重視する飲食店がある中で、お客様とのコミュニケーションを大切にしている飲食店もあります。
QRコードはすべてのメニューに写真を入れることができるので小規模の飲食店では注文を伺う際に1つの話題として話すことができます。
モバイルオーダーより経費を抑えることができる!
QRコードの場合モバイルオーダーと違い端末を導入しないので端末代や定期的な電気代を抑えることができます。
モバイルオーダーと比べて経費を抑えて簡単に導入することができるので小規模の飲食店や開業を考えている飲食店におすすめです。
従業員が端末の操作にあまり慣れていなくても使える
タブレット端末の場合、端末の管理はお店側になってしまうので操作が不慣れですと導入を考えることは難しいです。
しかし、QRコードの場合はテーブルに貼るだけで端末を使用するのはお客様になります。
経費を抑えたいけどデジタル媒体が不得意という方には特におすすめです。
デメリット
お客様の中には操作がスマホの操作が不慣れな方もいる
普段からタブレットやスマホの操作に慣れていない場合、注文をするときに手こずってしまうかもしれません。
もし操作が不慣れなお客様が多くいるのであれば、電子メニューの導入は慎重な判断が必要になります。
またお客様がスマホやQRを読み込める端末を持っていない場合メニューを見ることができなくなる可能性が出てきます。
Wi-Fiを導入していないと見れないお客様が出てくる
QRコードを読み取ってメニューを表示させるためにインターネットが必要になります。
しかし、お客様によってはスマホの通信制限が掛かってしまい閲覧できない場合もあります。
そのために紙メニューも1冊は置いておく必要があります。
QRタイプのメニュー表で非接触接客ができる!
QRタイプのメニューでは非接触接客ができるのでコロナ感染対策にもなります。
自分のスマホでメニューを見ることが出来る
紙メニューや飲食店が導入しているタブレットのメニューでは、お客様が退店された後に机と合わせて毎回消毒をしないといけません。かつ、次に座るお客様への間接的な接触のリスクは0ではありません。
また紙媒体の場合新しいメニュー表に毎回変えていたとしたら印刷代で経費がかかってしまいます。
しかしこのQRコードの場合、お客様が所持している端末でメニュー表を読み込むので接触するリスクがなくなります。
それに合わせてセルフオーダーをすることでお客様とスタッフの関わる時間も少なくなるので飛沫感染のリスクもなくすことができます。
まとめ
以上が、飲食店がコロナ対策として注目されているQRコードのメニューでした。
今後、需要が増加すると言われている電子メニューを導入する時は、モバイルオーダーと組み合わせるのか、QRなのか自身の店舗にあった方法を選ぶことが大切です。
また、電子メニューにも様々なタイプがあるので各代行会社のポイントを把握した上で自身の店舗に合わせたメニュー表を選びましょう。
皆様のお店でも電子メニューをぜひ検討してみてください。
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