年々夏の暑さが厳しくなり、6月でも30度を越え、7月には35度を超えることも当たり前になってきました。
そんな中、夏の定番と言えば激辛・旨辛料理!涼しい店内でビールを飲みながら辛い料理を食べれば暑さも疲れも吹き飛びます!!
でも激辛料理といってもたくさんある香辛料からどれを選んでとんな料理を作ればよいか分からない、という人のために、それぞれの香辛料に合う料理を少しだけ紹介します。
目次
激辛・旨辛料理のメリット
激辛料理を食べると、新陳代謝の向上による冷え性の改善やダイエット効果、疲労回復、分泌物増加による食欲の増進などの他、ホルモンの分泌により幸せな気分になるとも言われています。
また、辛い料理はお酒も進み、ドリンクの売上UPの期待もUP!
ハバネロ
ハバネロは非常に辛い唐辛子の一種で、主にメキシコ料理で使われることが多いですが、最近では日本でもハバネロを使った料理が人気を集めています。
日本のハバネロ料理の代表的な一つは「ハバネロチーズ」です。これはハバネロをクリームチーズに混ぜ込んで作られる料理で、クラッカーやトルティーヤチップス、野菜のディップとしても使われ、調理、加工の必要がないことも人気の理由です。
ハバネロを使った「ハバネロソース」も人気があります。これはハバネロを主成分とする辛口のソースで、タコスやブリトー、チリコンカンなどのメキシコ料理だけでなく、ハバネロソース下味に入れて漬け込んだチキンウィングや唐揚げなど、肉料理に最適です。
量を調節すれば、旨辛から激辛まで辛さの調節ができるため、ハバネロソースがあるだけで料理のバリエーションはかなり広がります。
ブートジョロキア
15年前には、ハバネロを抜いて世界一辛い唐辛子として有名になったブートジョロキア。インドやバングラデシュ原産で、あまりの辛さから「悪魔の香辛料」とも呼ばれています。
インド原産の香辛料なので、やはりカレー系の料理に一番良く合います。
粉末を加えて激辛カレーにしたり、カレーパウダーに混ぜて揚げ物や炒め物など様々なカレー料理に使用するだけでなく、唐辛子の代わりに使えば全てを激辛料理に変えることができます。
普段激辛料理を提供していないお店は、あくまで夏季限定の話題作り程度にし、お客様の反応を見てみましょう。
また、「悪魔」と呼ばれるほどの激辛唐辛子のため、ご自身で大量に調理する際はゴーグルなどで目を守り、生のブートジョロキアを切ったりミキサーにかける際は手袋などで皮膚に触れないようにする必要があるため、市販のソースを私用することをお勧めします。
山椒
山椒には、熟成する前の川の部分を乾燥させた山椒と、熟した身を乾燥させ粉末にした花椒があります。
さわやかでマイルドな辛味の山椒に対し、花椒は強いしびれと辛さが特徴です。
山椒は豚肉料理と相性が良く、生姜焼きや甘辛炒め等に山椒を加えるだけで、さわやかな辛さでビールの進む一品になります。
また鰻の臭み消しに使われるなど、和食との相性も良く、焼き魚や卵焼きのアクセントとして使えば、一味違った料理になります。
花椒は「シビカラ料理」の代表、麻婆豆腐や麻婆茄子、スープや激辛ラーメンなどの中華料理の調味料として使われることが多いですが、たれとしても万能です。
味噌ベースに醤油や唐辛子、辣油などと合わせたり、ゴマやピーナッツペーストに唐辛子、辣油などと合わせれば、茹でた鶏むね肉と合わせた棒棒鶏風の旨辛冷菜や餃子、水餃子のたれなど、様々な料理のたれとして利用できます。
和からし
おでんや角煮、とんかつシュウマイなど様々な料理のアクセントとして添えられるからしですが、調味料として使えば、独特の辛さが癖になる一品となります。
まずはドレッシング、醤油やマヨネーズとの相性が良く、醤油とお酢ベースのドレッシングに加え、野菜や春雨サラダと和えたり、温野菜等にゴマとマヨネーズ、からしを合えればお酒にも合うサラダになります。
また、サラダだけでなく、かつおだしベースの醤油と合わせたハンバーグやつくね、マヨネーズや醤油、みりんと合わせたマスタードチキンなど、からしの風味をを残した、お酒もご飯も進む料理になります。
わさび
殺菌作用があり、刺身に欠かせないわさびも、その独特な香りと辛味を活かし、様々な料理に使われています。
醤油や砂糖、みりん等にわさびを入れて、アボカドチキンにしたり、マヨネーズベースと和えてわさびマヨソースチキンにするなど、鶏料理に合わせたり、バター醤油にわさびを和えれば、ステーキなどの肉料理だけでなく、パスタにも合う万能調味料になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段は辛い料理を提供していないお店も、いつもの料理や、様々な食材に辛味を加え、夏らしいメニューを色々考えてみてはいかがでしょうか。
ただ、激辛料理を提供する場合は、激辛であることをしっかりと記載し、お客様の自己責任で注文してもらうようにしましょう。