様々な目標や夢を描いて開業された飲食店。開業された後は、想像していた以上に大変なことが多く苦労されている方も多いのではないでしょうか?
飲食店を開業された方の誰もが抱える永遠のテーマは「経費削減」。しっかりと収益を上げて安定経営を保っていただくために、多岐にわたりますが、しっかりと儲けていただくためのいくつかの重要な要素に関して、今回は、「飲食店経費削減のヒケツ」に関してポイントと成功事例を取り上げた8つの記事をピックアップして紹介します。
目次
飲食店の経費が上がっている7つの理由
飲食店の経費が上がる理由はいくつか考えられます。以下にいくつかの主な要因を挙げてみましょう。
食材価格の上昇
食材の原価は飲食店の収益の大部分を占めるため、食材の価格が上がると経費も増加します。気候変動や供給不足などが食材価格の上昇を引き起こすことがあります。
労働コストの増加
最低賃金の引き上げや労働市場の競争激化により、従業員の給与が増加することがあります。また、労働力不足により人材の確保が難しくなることもコストを押し上げる要因となります。
家賃・賃貸料の上昇
飲食店の場所や面積によって家賃や賃貸料が大きな経費となります。地域の不動産市場の変動や需要供給の影響で、これらの費用が上昇することがあります。
衛生・安全基準の厳格化
衛生や安全に関する法規制が厳しくなることで、飲食店はこれに適合するための設備や手続きを整える必要があります。これにより、改装や新たな設備投資が必要になり、経費が増加する可能性があります。食品衛生責任者の証明書または終了書を紛失した場合は、再発行のために、受講証明書の番号が必要になります。
エネルギーコストの上昇
飲食店は調理や冷暖房などのために多くのエネルギーを必要とします。エネルギーコストの上昇は、経営に負担をかける要因となる可能性があります。
宣伝・広告費の増加
競争が激化する飲食業界では、集客やブランドイメージの維持のために宣伝や広告が不可欠です。これに伴い広告費が増加し、経費が上昇することがあります。
デリバリーサービスの導入
近年ではデリバリーサービスの需要が増加しており、飲食店がデリバリーサービスを提供するための仕組みを整える必要があります。これにはウェブサイトの開発やデリバリースタッフの配置などが含まれ、コストの増加に繋がることがあります。
これらの要因は、飲食店の経費が上昇する理由の一部です。経費の増加を適切に管理することは、飲食店の持続可能な経営を維持するために重要です。
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飲食店の光熱費(電気・水道・ガス)を削減しよう!
自分のお店の経費を見直す上で、「他のお店って大体どれくらいの経費で経営してるの?」と考える場合があると思います。今回は飲食店の平均的な光熱費をご紹介していきたいと思います。
飲食店の光熱費(電気・水道・ガス)の平均と利益を残すためにできる経費削減
利益を確保するためには、売上を伸ばすほかにも経費の見直しという手段があります。そのお店に合った経費削減方法で、資金運用を行っていくことが今後大切になるでしょう。
「飲食店の電気代は高い」と言われていますが、電気料金を抑える工夫は多くあります。この記事では電気料金を抑える方法と注意点を紹介します。すぐにできること、費用が発生するものなど、削減する方法はたくさんあります。できることから自分のお店に取り入れ、少しづつでも利益を伸ばしていきましょう。
【飲食店向け】ガス代削減で利益をあげる、都市ガスとプロパンガスの違いや削減方法を伝授!
飲食店において必要不可欠なのが「ガス」です。機材によっては電気で済むモノもありますが、限界がありますよね。業種や業態によっても異なりますが、水道光熱費は売上の5-10%ほどかかると言われています。例えば、売上が月に100万円で、5%の場合は5万円、10%の場合は10万円もかかってしまいます。
ガス代に限らず、電気代、水道代といった費用に関しては「見える化」することで実際お店でどれくらい使われているのか確認することが大切です。
自分が思っていた以上に使ってしまっていたり、無駄なところでお金を使っているなんていうこともわかってきます。これを機に水道光熱費を見直してみてください。
売上アップで経費の構成比率を下げていきましょう!
飲食店を経営する中で「いかに売上をアップさせるか」は、厳しい時代を生き残るための至上命題ですし、これにより「経費削減」にもつながります。その基本的な考え方や具体的な対策について紹介します。
【人気の記事】飲食店が売上を上げるには?~客数・客単価アップの考え方、具体的な対策を紹介
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。
売上アップを図るために、まずは売上予測を立てて実際の売上と比較し、「集客に力を入れて客数を増やす」「メニュー・価格などを見直して客単価を上げる」という2つの方法を検討しましょう。店のコンセプトや客層をよく分析し、Web販促やSNSでの情報発信・拡散で集客に努め、回転率を上げるなどの工夫もポイントになります。同時に、客単価アップのためにメニューやサービス内容を再検討して注文率を上げることも検討していきましょう。
【人気の記事】繁盛につながる「メニューの価格」の決め方
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします
飲食店経営においてメニューの価格は、売上や利益にダイレクトに影響する重要なポイントです。メニュー全体の原価率を30%前後に抑え、さらに集客や繁盛につながるメニュー価格の決め方に関して、「売上=客数×客単価」を意識し、客数と客単価を上げていきましょう。
飲食店が使える補助金&助成金を活用しよう!
コロナ禍の中では、国や自治体でさまざまな補助金や助成金が用意されていましたが、今、飲食店が使えるものにはどんなものがあるのでしょうか。条件や補助額、対象経費、活用法などについて中小企業診断士に話を聞きました。
【人気の記事】いま、飲食店が使える補助金&助成金
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします
中小企業を対象にした補助金は、現状の利用率は約6%と言われており、まだまだ認知度も低いのが実情です。「特に飲食店は、コロナを機にイートイン以外の事業に参入するケースが増えましたので、利用しないのはもったいない。うまく活用すればリスクを抑えながら新事業にチャレンジできます」という専門家の声を参考に、飲食店が使いやすい補助金や助成金を活用していきましょう。
飲食店用ロボットや作業効率がアップする厨房機器の導入も進んでいます!
現在、労働力人口の減少や働き方改革により、人手不足や人件費の高騰に悩める企業は、少なくありません。飲食業界においても、人材の問題は同じようあります。そんな悩みを解決する手段の一つが、飲食店用ロボットや作業効率がUPする厨房機器の導入です。人手不足や人件費を削減するロボットや機器たちをご紹介していきます。
飲食店用ロボット・機械で人件費削減!最新ロボットや作業効率アップの厨房機器を一挙ご紹介!
人材不足や人件費高騰が問い沙汰されている中で、これらを解決する手段の一つとして、特殊機器や、配膳ロボットの導入も検討してみてください。
意外な落とし穴!?飲食店の予約キャンセルでの経費圧迫を防ごう!
飲食店にとって死活問題でもある無断キャンセル。事前に防止したり、発生した後にどのような対応をしたりすれば被害を最小限に抑えられるのでしょうか。被害の実状などと合わせて紹介します。
【人気の記事】飲食店の予約キャンセル防止策~悪質な「無断キャンセル」を防ぐテクニックと発生後の対応策を紹介~
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。
飲食店にとって死活問題の「無断キャンセル」。しっかりとした対策で回避&被害を最小限に抑えて、無駄な経費を発生させないようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「飲食店経費削減のヒケツ」に関してポイントと成功事例を紹介した8つの記事を紹介しました。お店の現状や規模に合わせて活用いただき、少しでも経費削減につなげ、利益のアップを目指しましょう。
テンポスドットコムでは、様々な視点から飲食店の経費削減について全力で応援します。
自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!